チャージャーズ、本拠地のLA移転を発表
2017年01月13日(金) 04:18チャージャーズが本拠地をサンディエゴからロサンゼルスに移転することが正式に決まった。
スタッフには現地12日(木)朝に伝えられたといい、公にはチャージャーズが発行した声明の中でチームオーナーのディーン・スパノスが明かした。チャージャーズは本拠地を移転するかどうかの判断をNFLが定める期日の火曜日までに申告しなければならなかった。
声明の中でスパノスは「熟考に熟考を重ね、チャージャーズを2017年のNFLシーズンからロサンゼルスに移転することを決断した。サンディエゴは56年間、われわれのホームだった。これからも、われわれのアイデンティティの一部であり続けると共に、長年に渡って声援を送り、情熱を注いでくれたファンに対しては、家族一同、感謝の気持ちしかない」とコメントしている。
チャージャーズの発表を受けて、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルはチャージャーズがサンディエゴ残留に向けて取り組んだ長年の努力を称えた。
「フランチャイズ(チーム)がそのコミュニティにとどまり続けるために常にあらゆる手立てを講じなければならないという、われわれの確固たる信念を反映した取り組みだった。だからこそ、こういった決断を下すにあたって慎重に、かつ思慮深いプロセスを取ることにしている」
「移転はチームにとってもその地域にとってもつらいことだ。とりわけ、ファンにとっては苦痛を伴うことだろう。サンディエゴのファンは50年以上もの間、チャージャーズに強力かつ忠実な声援を送り続けてきた。それがあるだけに、スタジアム問題を解決できなかったことを非常に残念に思う。今回の件はチャージャーズファンにとってつらいことだと思うが、ディーン・スパノスとご家族の皆さんがサンディエゴで現実的な解決策を見いだすために全力を尽くしたことを私は理解している」
移転発表からほどなく、チャージャーズはロサンゼルス・ラムズと共有する予定のイングルウッドに建設中のスタジアムが完成するまで、カーソンにあるカリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校のスタブハブ・センター(3万人収容)を仮拠点とすることを発表した。