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ブロンコス、コーチ陣にマッコイとマスグレイブを登用

2017年01月14日(土) 22:36


サンディエゴ・チャージャーズのマイク・マッコイ【AP Photo/Denis Poroy】

デンバー・ブロンコスはディフェンス色の強いヘッドコーチ(HC)のバンス・ジョセフを鼓舞するために、かなり刺激的なオフェンス陣を整えてきている。

チームは13日(金)、元サンディエゴ・チャージャーズHCでブロンコスの攻撃コーディネーター(OC)だったマイク・マッコイがチームのオフェンスを指揮すると発表した。また、今年のオークランド・レイダースでトップ10ユニットを作り上げることに貢献し、最近チームを離れたOCのビル・マスグレイブとクオーターバックコーチ(QBコーチ)契約を結ぶことも明らかにされている。この人事を最初に報じたのはデンバーの『KUSA-TV』だ。

マッコイはブロンコスが得点で2位、総獲得ヤードで4位、パッシングヤードで5位、ラッシングで16位になった2012年シーズン後、当時ペイトン・マニングをQBに擁していたチームを去った。ブロンコスが攻撃的フットボールでこの世の春を謳歌(おうか)した日々はマニングの引退とともに去ったかもしれないが、13日のニュースはロースター上にいる2人の若く、有望なQBにとって幸先の良いものとなった。

トレバー・シーミアンとパクストン・リンチの2人にとっては、チームで開幕先発出場を飾るチャンスが生まれた。どちらもまだ先発として完全なシーズンを手に入れたことがない選手たちだ。

シーミアンの今季先発成績は8勝6敗、3,401パッシングヤード、18タッチダウンと10回のインターセプトを達成した。リンチは3試合に出場して497ヤード獲得、2タッチダウンと1回のインターセプトをマークした。

彼らにはデレック・カーのような基礎的スキルはないかもしれないが、マスグレイブという心強い存在がついている。彼はQBコーチとしての長い経験があり、カーが2度のプロボウラーに選ばれた際にはOCを務めていた。カーは12月終盤の試合で足を骨折していなければ、間違いなくMVPの有力候補にリストアップされていたはずだ。

退任するゲイリー・キュービアックHCの下で今年のブロンコスは得点数で22位、獲得ヤードは27位に終わった。このままではいけないことを知っているジョセフと副社長のジョン・エルウェイは、自分たちの第1週の仕事が始まる前に大きな変更を決断した。