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ソーシャルメディアのご利用は計画的に

2017年01月22日(日) 04:36

【Scott Boehm via AP】

【ダン・ハンザス(NFL.comエンドアラウンドライター)】

アントニオ・ブラウンがロッカールームでのコーチの暴言を『Facebook Live (フェイスブック・ライブ)』で配信してしまったピッツバーグ・スティーラーズが大変なことになっている。

現地22日(日)には“悪の帝国”・・・もといニューイングランド・ペイトリオッツとAFCチャンピオンシップを戦うというのに、大丈夫だろうか。

ロッカーでスマートフォンを使ってしまったことを後悔しているとブラウンは謝罪し、この件はNFLプレーヤーの間で教訓として語り継がれることだろう。いや、ないな。1週間もすれば忘れ去られるに決まっている。

しかし、そうはいってもプロのアスリートとしてソーシャルメディアの使い方には正しい方法と間違った方法がある。いい機会なので最近の例を使って基本をおさらいしておこう。

正しい使い方:引退に際し、チームメイト、ライバル、コーチ、オーナー、ファン、グラウンドキーパー、マスコット、犬に至るまで、すべての人々にポジティブな感謝の言葉を伝えること。

間違った使い方:ソーシャルメディアで手当たり次第に仲間を批判するのはやめた方がいい(それがスーパーボウルで敗れた相手ならなおさらだ)。

「トム・ブレイディのやつは楽でいいよなあ・・・うちのディビジョンに来てみろっての。どうなるかな!!! #salty(辛口)!!」

正しい使い方:その対象が同じ選手だったとしても、相手の人間味を引き出し、人々に親しみやすい印象を与える面白動画ならOKだ。

間違った使い方:意味もなく服を脱いで肉体を見せびらかすのはやめよう。確かに見事な肉体美だ。でも、もっともらしいコメントで意図を隠すのはずるいぞ。

「気温なんて関係なし! 熱くなっていこうぜ!! #2017Playoffs #GiantsNation」

正しい使い方:ソーシャルメディアを使って個人的なキャリアに関する重大発表を行うこと。

間違った使い方:ただでさえたたかれやすいNFL選手の夫の締まりのない姿を公開するのは控えよう。

「人生最高の誕生日を過ごしたのは全部この人のおかげよ。大がかりなサプライズパーティーを計画してくれただけなく、親友たちと一緒にサプライズでメキシコ旅行まで用意してくれたの。ありがとう、あなた・・・たぶんあなたはここを見ないと思うけど」

正しい使い方:ロッカールームで踊るオーナーの動画をシェアするのは大いに結構。何とほほえましいことか。

間違った使い方:母親の買い物に付き合わされた子どもたちに悪いお手本を示すのはやめよう。

正しい使い方:自虐ジョークは大いに結構。あなたの中に自分の姿を見ているファンの心をつかもう。

「左:10年生のボー・スカボロー・・・右:11年生の時の僕。なるほど、これじゃアラバマから連絡が来なかったわけだ」

間違った使い方:スパイク画像はほどほどに。はっきり言おうか、気になるのはそっちじゃない。

Von Millerさん(@vonmiller)が投稿した写真

正しい使い方:午前4時にジムでトレーニングする38歳・・・これで前日のプライムタイムにプレーオフの試合を終えたばかりとは・・・それも800マイル離れた場所で。

間違った使い方:・・・いや、あなたはもうソーシャルメディアを使わない方がいい。

「素晴らしい。ダック・プレスコットは今日もアーロン・ロジャースより優れていた。今日もロモを抑え、クラッチのMVPのような活躍ぶりだった」

正しい使い方:シーズン初勝利の感動を分かち合う――たとえ、その日付がクリスマスイブだったとしても。

間違った使い方:岩の上で有名レスラー“ザ・ロック”のへたくそな物まねを披露して挑発するのはやめよう。

正しい使い方:行方不明の子どもの発見に貢献すること。

「行方の分からなくなった子どもを見つけるには、地元の@NFL QBからRTをもらうのが秘訣(ひけつ)のようだ。@derekcarrqbに感謝! 子どもの安全が確認されました!」

「素晴らしいニュースだ! 無事を知らせてくれてありがとう! みんなに神のご加護を!」

そしてこちらは・・・ああ、判断はお任せしよう。

「今日は再び偉大なアメリカになるための最初の一日。 #Inauguration2017(2017年就任式)」