QBマレーに関する決断に「期限は設けていない」とカーディナルスHCラフルアー
2026年02月20日(金) 09:02
アリゾナ・カーディナルスの新ヘッドコーチ(HC)マイク・ラフルアーの就任初期における最大の疑問は、クオーターバック(QB)カイラー・マレーの退団が確実視される中で、チームとしてそれにどう対応するかだ。
現地18日(水)、ラフルアーHCはマレーの今後について質問されたものの、明確な答えは示さなかった。
チーム公式サイトによると、ラフルアーHCは「ロースターの他のことと同じように、チーム内で率直に話し合っている。それに関する期限は設けていない」と述べたという。
NFLの新リーグイヤー開始から5日目にあたる3月15日(日)は、カーディナルスにとってある種のタイムリミットとなる。この日を迎えると、マレーの2027年シーズンにおける報酬の1,950万ドル(約30億2,615万円)が保証されるからだ。マレーを長期的な構想に含まないのであれば、チームはそうなる前に放出あるいはトレードする必要がある。マレーの契約は2026年のサラリーキャップに対して約5,270万ドル(約81億7,875万円)を計上する見込みだ。チームはトレードで負担を軽減するか、6月1日以降の放出とすることでデッドマネーを2年に分割することができる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは以前、カーディナルスがマレーと決別する可能性は高いと報じていた。
かつてドラフト全体1位指名を受けたマレーは、昨シーズン序盤に足を負傷した後、ジャコビー・ブリセットに先発の座を奪われた。カーディナルスはマレーを故障者リザーブ(IR)から復帰させることなく、12月に正式にシーズン終了とした。
差し迫った疑問は、カーディナルスがトレード相手を見つけられるのか、それとも単にマレーを放出せざるを得ないのかという点だ。トレードが成立すれば、たとえ中位から下位のドラフト指名権であっても、カーディナルスは投資に対するわずかな見返りを得ることができる。しかし、現時点ではマレーの契約を引き受けることに興味を示すチームはほとんどない。いずれフリーエージェント(FA)になることが分かっている場合はなおさらだ。より可能性が高い展開は、カーディナルスが放出せざるを得なくなり、マレーがラッセル・ウィルソンのように最低水準の契約で実力を証明し、2027年に再びフリーエージェント市場に出るというものだ。
安価な契約であれば、ベテランQBを探しているチーム(マイアミ・ドルフィンズやニューヨーク・ジェッツ、ミネソタ・バイキングス)にとって、マレーの価値は大幅に高まるだろう。
ラフルアーHCは決断の期限を設けていないかもしれないが、両者が決別する道筋はかなり明確になっている。トレード市場に動きがない限り、カーディナルスは数週間後に2027年分の報酬保証が確定する前に、ベテランQBのマレーを放出することになるだろう。
【RA】



































