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新戦術について語るカウボーイズDCパーカー、「選手を中心に構築する」

2026年02月20日(金) 09:57

ダラス・カウボーイズのクリスチャン・パーカー【AP Photo/Tony Gutierrez】

ダラス・カウボーイズの守備コーディネーター(DC)クリスチャン・パーカーはあらゆるレベルで大きな穴が空いている守備陣を立て直すという困難な任務に挑む。

しかし、初めて守備コーディネーターに就任したパーカーは柔軟な姿勢で問題に取り組もうとしている。

チーム公式サイトによると、パーカーDCは現地18日(水)に自身の守備スキームについて「まず、私たちは多彩な守備を展開するつもりだ」と述べ、こう続けたという。

「守備の構造を築く際には、チームの選手がカギとなる。基本原則としては3-4をベースにするが、4-3が適切な場合もあるし、ニッケルでは4-2-5となり、さまざまなフロント構造とそれに伴うカバレッジも使うことになる。ただ、多彩でいることこそ、おそらく最も重要な点だと言えるだろう」

現代ではスキームに柔軟性を持たせることが、成功への最善の道だ。シアトル・シーホークスはニッケルパーソネルを多用し、それを大きな武器としてロンバルディトロフィーを掲げるまでに至った。ただし、それが機能するのは、ボックスの人数が減ってもラン攻撃で突破されない場合に限られる。

スキームは最終的に選手の才能をもとに決めるものだと考えている34歳のパーカーDCは、次のようにコメントした。

「選手を中心に構築するんだ。もちろん、核となる原則や基本理念は必要だ。だが、プロセスを進める中で、選手たちが得意なことは何か、特定の選手を有利なポジションに置き、1対1の状況を作るにはどうするか、特定の選手をどう守るか、を考えることになる。ランニングバックに対してブリッツで勝てるなら、たくさんブリッツを仕掛ける。マンツーマンが得意なコーナーバックがいるなら、マンツーマンを多用する。ゾーンでの視野が優れていれば、ゾーンを多用する」

「多様なスキームを備えたチームを構築し、手持ちの選手に合わせて調整したいものだ。もちろん、選手にはスキーム上の適性があるが、本当に優れた選手は特定のスキームに縛られず、それ以外のプレーも実行できる。どんなスキームであっても大きな貢献ができる選手をそろえ、その強みを生かしたスキームを構築するのが理想だ」

一つの戦術に固執し、手持ちの選手をうまく生かせないコーチは長くは続かない。フィラデルフィア・イーグルスのビック・ファンジオDCの下で2年を過ごしたパーカーDCのアプローチは正しいと言える。問題は、2026年におけるカウボーイズのコーチングスタッフが確定した中で、パーカーDCがどのような選手を想定してスキームを組むかだ。

カウボーイズ守備陣はエッジラッシャーからコーナーバック(CB)、カバレッジラインバッカー、セーフティ(S)、ディフェンシブタックル(DT)まで、あらゆるポジションで補強が必要だ。守備陣で盤石と言えるポジションは文字通り一つもない。フリーエージェントとドラフトが終われば、パーカーDCが考案した多彩な守備戦術を再評価し、それを適切に実行できる戦力がそろっているかどうかを見極めることになるだろう。

チームの状況がすぐに好転すると思うかと問われたパーカーDCは「その点については特別な期待を寄せたくないと思っている」と答え、「とにかく日々一歩ずつ、正しいやり方で進めていきたい。それが私たちのアプローチだ。いずれ現実を直視する時が来るだろうが、今は正しい方法で進めることに集中している」と続けた。

【RA】