試合日早朝、スティーラーズのホテルで火災報知器が作動
2017年01月23日(月) 04:21ピッツバーグ・スティーラーズの一行は22日(日)早朝、短時間ながら突然の安眠妨害を受けることになった。
ボストンでチームが滞在していたホテルで、何者かによって火災報知器が作動させられる騒ぎが発生。チームは影響なしとしており、選手やコーチ陣は誰も部屋から非難する必要はなかったとのことだ。
スティーラーズの広報ディレクターを務めるバート・ローテンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のアディティ・キンカブワラに対し、警報が鳴ってから数分以内に館内は静寂を取り戻したとコメントしている。
ボストン消防庁のスポークスマンが『NFL.com』に語ったところによると、ヒルトン・ボストン・ローガンエアポート・ホテルの火災報知器が作動したのは東部時間の午前3時40分だったという。消防士たちは到着後、誤報であることを確認し、“速やかに”現場から撤収した。
それからしばらくしてマサチューセッツ州警察は容疑者を逮捕したと発表している。
「さらなる調査の結果、ホテルの敷地内を歩いていたイースト・ボストンに住むデニス・ハリソン(25)が警報を作動させたことが明らかになった」と警察から『NFL.com』に提供された声明にはある。「ハリソンはホテルの客ではなく、彼が敷地内にいる正当な理由はなかった。警官は治安紊乱(ぶんらん)行為、治安妨害と不正に火災報知器を作動させた容疑でハリソンを逮捕した」
スティーラーズにとってラッキーだったのは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップの開始時間が午後6時40分からだったこと。これならば邪魔された安眠を取り戻す時間はたっぷりある。それでも、シーズン最大の試合を前にしてのハプニングは理想的ではない。
同様の事件が2015年レギュラーシーズン中のカロライナ・パンサーズに起きている。シアトルのホテルで午前5時30分頃に火災報知器が作動し、この時はキックオフまで8時間を切っていた。しかし、パンサーズはこの不利な状況を乗り越え、シアトル・シーホークスを27対23で撃破した。
日曜日の朝、ボストンで不思議な出来事はさらに続いた。ジレット・スタジアムの売店エリアでスプリンクラーが作動し、一部に避難指示が出されたとNFLネットワークのキンバリー・ジョーンズが報告している。