ここは地獄か天国か、スーパーボウルナイトは予測不能
2017年02月06日(月) 07:41いいかい、私は何もスーパーボウル・パーティーのステージ上で恋人にプロポーズするなと言っているんじゃない。目の前でそれが起きたことに驚いているだけだ。
この瞬間――当事者のトニーとアマンダの横にいるのは女優のジェニー・マッカーシーだ――はまさに第51回スーパーボウル開幕の2日前にヒューストンの邸宅で開かれたレザー&レーシズパーティーのでたらめさを全て表しているように思う。ある時間帯には以下の出来事が全て同時に起きていた。1)ウエディングドレスを着た女性がダンスフロアの6m上空を前後にゆらゆら揺れている。2)そんなに自撮りが好きか、ドニー・ウォルバーグ。3)DJの隣でドラマーが熱演中。4)さっそうとモハメド・アリの肖像画を描き上げる男
この中に脚色は一切加えていない。
これを見た『Instagram(インスタグラム)』のフォロワーから考えさせられるコメントがついた。「そこは地獄ですか?」
ああ、それから3m近い“スーパーボウル・ロボット”がうろうろしながら女の子たちとダンスをしていたよ。ターミネーター2に出演したリンダ・ハミルトンになった気分だね。みんなは私のことをおかしなやつだと思うだろうが、機械がもたらす世界の破滅が私だけには見えるんだ。
とまあ、こんなわけで堅実なスーパーボウル・パーティーだったよ。立ち入り禁止のボトルサービスとV.I.P.専用エリア(こういうイベントにはつきもの)はあったが、ゲストは全員オープンバーで飲み放題さ。昨日も少しだけ触れたが、試合の数日前にスーパーボウル・パーティーを開こうと考え、キャッシュバーを用意しているとしたら、とんでもないことになるのでやめた方がいい。
良いパーティーに必要なものは、本当はそんなに難しくない。いい音楽、エネルギッシュな観衆、無料のお酒。それを3つそろえるとどうなるか――金曜日のレザー&レーシズは実戦した――ドニー・ウォルバーグがマイクに向かってこんなことを叫んでもスルーできるようになる。
「ペイトリオッツファンじゃないやつは、ペイトリオッツファンじゃないことをうらやんでるだけさ!」
ウォルバーグ、私は君の家族が心配だよ。何はともあれ試合はもうすぐだ。