ニュース

NFL.com解説者が選出、2016年度の新人選抜チーム

2017年02月12日(日) 12:27


ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオットとダック・プレスコット【AP Photo/Michael Ainsworth】

『NFL.com』の解説者であるギル・ブラントが2016年シーズンに活躍した新人選手から選抜チームを構想してメンバーを選出、“NFL 2016 ALL Rookie Team(2016年度NFLオールルーキーチーム)”を発表した。

【オフェンス】

クオーターバック(QB)
◆ダック・プレスコット(4巡目、全体135位指名)ダラス・カウボーイズ
今季のプレスコットはパス459回中311回成功(67.8%)、23タッチダウン、パスレーティング104.9と、これ以上ない成績を記録してシーズンを終えている。シーズン前は3番手QBとしてロースター登録されていた。

ランニングバック(RB)
◆エゼキエル・エリオット(1巡目、全体4位指名)ダラス・カウボーイズ
今季は1,631ヤードを走り、MVP候補にもあがるほどの大活躍。プレスコットと共にカウボーイズをNFC(ナショナル・カンファレンス・リーグ)チャンピオンシップまで導いている。MVP候補にも挙がる。

◆ジョーダン・ハワード(5巡目、全体150位)シカゴ・ベアーズ
今季は1,313ヤードを走り6タッチダウンを決める活躍。第4週まで先発ではなかったことを考えると素晴らしい数字だ。

ワイドレシーバー(WR)
◆マイケル・トーマス(2巡目、全体47位)ニューオーリンズ・セインツ
今季記録したレシーブ92回という数字は、ルーキー史上2番目に多い数字だ。

◆マルコム・ミッチェル(4巡目、全体112位)ニューイングランド・ペイトリオッツ
今シーズンは6試合に先発出場。スーパーボウルではレシーブ6回、70ヤードをマークし、ペイトリオッツの優勝に貢献した。

タイトエンド(TE)
◆ハンター・ヘンリー(2巡目、全体35位)ロサンゼルス(サンディエゴ)・チャージャーズ
レッドゾーンでは特にそのレシーブ能力を発揮したヘンリー。レシーブ、ブロックもできるTEに成長しそうだ。

オフェンシブタックル(OT)
◆テイラー・デッカー(1巡目、全体16位)デトロイト・ライオンズ
今季は全16試合に先発出場。サイズと運動神経を兼ね備えた選手としてライオンズ攻撃陣のキープレーヤーとして今後も活躍するだろう

◆ジャック・コンクリン(1巡目、全体8位)テネシー・タイタンズ
ルーキーながら素晴らしい活躍を見せて全16試合に出場。タイタンズのオフェンスラインの強化に貢献した。

オフェンシブガード(OG)
◆ジョー・チューニー(3巡目、全体78位)ニューイングランド・ペイトリオッツ
チューニーが今季許したサックはたったの2回。ペイトリオッツの優勝に貢献した。

◆ラレミー・タンシル(1巡目、全体13位)マイアミ・ドルフィンズ
今季は12試合にガードとして、2試合にタックルとして出場。後々は先発でレフトタックルを担当することになるだろう。

センター(C)
◆コーディ・ホワイトヘア(2巡目、全体56位)シカゴ・ベアーズ
将来的にベアーズのオフェンスラインの要となる存在。今季は全16試合に出場している。

【ディフェンス】

ディフェンシブエンド(DE)
◆ジョーイ・ボサ(1巡目、全体3位)ロサンゼルス(サンディエゴ)・チャージャーズ
シーズン前には契約保留となり、シーズン途中からの試合出場となったボサだったが、シーズンを終えて見れば10.5サックを記録する大活躍。

◆ノア・スペンス(2巡目、全体39位)タンパベイ・バッカニアーズ
今季は3試合だけに先発出場。スペンスはそれでも5.5サックを記録している。

◆クリス・ジョーンズ(2巡目、全体37位)カンザスシティ・チーフス
今シーズン予想以上の活躍を披露したのがジョーンズだ。全16試合に出場し、コーチ陣の期待に応えた。

◆ディフォレスト・バックナー(1巡目、全体7位)サンフランシスコ・49ers
15試合に先発出場し、6サックを記録。相当に高いフットボールIQを持った選手。

ミドルラインバッカー(MLB)
◆ディオン・ジョーンズ(2巡目、全体52位)アトランタ・ファルコンズ
スピードとパワーを駆使してQBにプレッシャーを与えることを得意とする選手。今季は15試合に出場、うち13試合に先発出場している。ファルコンズのスーパーボウル出場に欠かせない存在だった。

インサイドラインバッカー(ILB)
◆ダロン・リー(1巡目、全体20位)ニューヨーク・ジェッツ
今季は合計73タックルをマークしているリー。将来的には十分にチームのスタープレーヤーとして活躍する力を持った選手だ。

アウトサイドラインバッカー(OLB)
◆レナード・フロイド(1巡目、全体9位)シカゴ・ベアーズ
2回の脳しんとう発症などケガに阻まれたものの、それでも12試合で7サックを記録している。ベアーズにとって優れたパスラッシャーになると予想される。

コーナーバック(CB)
◆バーノン・ハーグリーブス(1巡目、全体11位)タンパベイ・バッカニアーズ
マンカバレッジを得意とする選手。今季は2度しかタッチダウンを許していない有望なCBだ。

◆ジェイレン・ラムジー(1巡目、全体5位)ジャクソンビル・ジャガーズ
固いセカンダリー守備を見せる選手。シーズンを通してコーチ陣の期待に応え続けた。

◆イーライ・アップル(1巡目、全体10位)ニューヨーク・ジャイアンツ
今季はタックル51回を記録。インサイドもアウトサイドもプレーできる器用なCBだ。

セーフティ(S)
◆キアヌ・ニール(1巡目、全体17位)アトランタ・ファルコンズ
今季は106タックルに加え、5度のファンブルフォースなど、ファルコンズ守備陣の中心プレーヤーとして活躍した

◆ショーン・デービス(2巡目、全体58)ピッツバーグ・スティーラーズ
今季は16試合に出場し、うち9試合に先発。時にはCBを務めるなど、万能性を発揮。

パンター(P)
◆ドリュー・ケイザー(6巡目、全体179位)サンディエゴ・チャージャーズ
パント平均46.3ヤード。今後が期待できるPだ。

キッカー(K)
◆ウィル・ルッツ(ドラフト外)ニューオーリンズ・セインツ
キック34回中28回成功。50ヤード以上のキックは7回中3回成功させている。

◆リターナー
タイリーク・ヒル(5巡目、全体165位)カンザスシティ・チーフス
現時点のNFLで最速プレーヤーと言えるかもしれない。さまざまな方法で得点を勝ち取れる脅威を示し、リターンゲーム(2回のパントおよび1度のキックリターンでタッチダウンを記録)でも、レシーバー(6タッチダウン)としても、さらにバックフィールドからのラン(3タッチダウン)でもスコアしてみせた。パントリターナーとして選出したが、経験を積めばレシーバーとしてもさらなる成長を遂げるだろう。

◆スペシャルチーム
マイルズ・キルブルー(4巡目、全体111位)デトロイト・ライオンズ
キルブルーはバックアップセーフティとして何度か試合に出場しているが、ライオンズにとってはスペシャルチームのイチンとして機能。ソロタックルは8回記録している。


8つ目のキーワード【5】