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クラフト氏、ブレイディのユニフォームを盗むのはピカソを盗むのと同じ

2017年02月15日(水) 12:29

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/David J. Phillip】

ニューイングランド・ペイトリオッツが優勝した際にクオーターバック(QB)トム・ブレイディが着用していたユニフォームは未だに所在不明となっている。ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフト氏は、ユニフォームが手違いで地元フォックスボロに送り返されたのではなく、盗まれた可能性の方が断然高いと考えているようだ。

地元紙『The Boston Heralad(ザ・ボストン・ヘラルド)』はクラフト氏が地元ニュース番組で次のようにコメントしたと報じている。

「誰かがユニフォームを盗むなんて残念でしょうがない。シャガールやピカソの偉大な作品を盗むとの同じことだ。これではユニフォームを飾ることもできない。でも心のどこかでは、近いうちに問題が解決されるのではないかと信じている。多くの人がこの問題の解決に取り組んでくれた。今はとりあえず捜査の邪魔にならないように静かにしておく。どのみちユニフォームはわれわれの手元に戻ってくると信じている」

クラフト氏が差す捜査というのは、テキサス・レンジャーズ(法執行官)が行ってきた捜査のことだろう。米国テキサス州公安局に属する重要な法執行組織であるテキサス・レンジャーズは、スーパーボウル直後からユニフォームの捜査に関与してきた。

スーパーボウル終了後、NRGスタジアムのロッカーでブレイディがクラフト氏にユニフォームが盗まれたと報告した瞬間をカメラは捉えていた。

もし誰かがユニフォームを盗んだとしよう。ユニフォームは今、丸まった状態で部屋の片隅に置かれている可能性も十分にある。古着屋に持っていくにも価値が高すぎる。闇市場で売るにもリスクが高い。おとなしく返却するのが一番なのではないだろうか。もちろんメディアからのバッシングや、刑事責任を免れることは不可能だろう。