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タイタンズ、QBマリオタが新シーズンに向けて順調に回復

2017年02月24日(金) 12:49

テネシー・タイタンズのマーカス・マリオタ【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

テネシー・タイタンズのクオーターバック(QB)マーカス・マリオタの腓骨(ひこつ)骨折は、波に乗っていたオークランド・レイダースQBデレック・カーがそれと同時期に足を骨折した件に話題をさらわれた。

しかし、覚えておかねばならないのはマリオタが順調に回復しているということ、そして、タイタンズが昨シーズンに見せたプレーオフへの猛追はただの序章に過ぎないということである。

現地22日(水)、シーズンチケット所有者に向けたイベントの中でマリオタはビデオを通してこのようなコメントを発表した。

「今日、このイベントに参加して2016年のシーズンを皆と一緒に振り返ることができれば良かったのに。面白い出来事がたくさんあった素晴らしいシーズンだったと思う。今はオレゴンでコンディションの調整をしているんだ。リハビリも着実に進んでおり、復帰に向けて頑張っているところ。ナッシュビルに戻って2017年のシーズンが始まるのを楽しみにしている」

チームの公式サイトに掲載されたヘッドコーチ(HC)マイク・ムラーキーの発言でも、マリオタは“順調に回復している”とされている。一方のジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソンは“われわれにとって最も重要なことは確実に彼が第1週に間に合うこと”と語った。

2016年シーズンに急成長を遂げたマリオタ。しかし、まだその実力が本物であるという評価にはつながっていない。3,426パスヤード、26タッチダウン、9インターセプト(349ランヤード、2タッチダウン)という成績はシアトル・シーホークスのQBラッセル・ウィルソンがプロボウラーになった1年目と2年目のシーズンをほうふつとさせる抜群の数字だ。このふたりをわけ隔てるものがあるとすれば、パスディフェンスだろう。

カー同様、マリオタがオフシーズンのプログラムを全て難なくこなし、治癒(ちゆ)箇所になんら問題が起きないことを多くの人が願っている。NFLはQBのタレント不足時代にさしかかっていると言われるが、マリオタのような選手が突然覚醒することもあり得るのだ。