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コルツが元タイタンズのLBスペンスと1年契約

2017年03月20日(月) 10:13

元テネシー・タイタンズのショーン・スペンス【Scott Boehm via AP】

インディアナポリス・コルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードのディフェンス再建が現地19日(日)にも行われた。今回もまた、コルツがリスクを犯すことはなかった。

同チームはラインバッカー(LB)ショーン・スペンスと1年300万ドル(約3億3,700万円)で契約を結んでいる。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。

先シーズンのスペンスはテネシー・タイタンズで守備コーディネーター(DC)ディック・ルボーの下、15試合(先発出場は6試合)に出場して54タックル、3サック、3パスディフェンス、1ファンブルフォースドを記録している。2012年ドラフト3巡目でピッツバーグ・スティーラーズから指名を受けたスペンス。デビューからの2シーズンは負傷によってサイドラインで過ごすことが多かったものの、2014年、2015年あたりから本格的に頭角を現すようになり、ここ数年では合計144タックル、5サック、1ファンブルフォースドをマークした。

タイタンズ在籍時にはベテランLBウェズリー・ウッドヤードと交代し、DCルボーの3-4システムで活躍。今後は先シーズンに1試合平均与ヤード数がリーグ30位にランクしたコルツで先発のポジション争いをすることとなる。チームはこれまでにディフェンシブエンド(DE)ジャバル・シェアード、マーガス・ハント、LBバーケビアス・ミンゴ、ジョン・サイモン、そしてノーズタックル(NT)アル・ウッズをすでにチームに加えた。新戦力としてコルツに加入した守備選手はスペンスで6人目である。

他チーム同様にコルツは守備の補強を重点的に行ってきたが、GMバラードはとりわけ、リスクの低い選択肢を選んできた。新GMのバラードは今後、いつも以上に先発争いが激化するトレーニングキャンプを行うことによってさらなる守備力強化を目指している。