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「ブレイディはあと6、7年の現役を希望」とペイトリオッツオーナー

2017年03月28日(火) 11:59


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Tony Gutierrez】

過去数シーズンにわたってペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディは現役引退までの年齢を40代前半、45歳、50歳と引き延ばしてきた。

チームオーナーのロバート・クラフトは現地27日(月)の年次リーグ会議の中で、39歳のスーパーボウルMVP選手について「2日か3日前、彼はあと6、7年現役続行を希望していると語っていた。彼のパフォーマンスの高さを見れば、私やファンの皆よりも喜ぶ者はいないだろう。選手年齢について考えると、40歳でも最高の成績を収めた選手がいた。その当時はミネソタ・バイキングスにいた(ブレット)ファーブだ」とコメント。

クラフトはブレイディの成功の秘けつについてこのように考えているようだ。

「トムの若々しい動きは単純に信じがたいもの。生活スタイルがその秘けつであり、彼は常にトレーニングをしている。スーパーボウルで勝利した3日後、フォックスボロ・スタジアムのトレーニングルームで彼は音楽をかけながらワークアウトしていた。彼は昔から人との接し方とルーティンのトレーニングは一切変えていない。これはとても素晴らしいことだ。唯一彼が変化させたのは食生活。アボカドアイスクリームが私の口に合うかどうかは分からないが、トムみたいなルックスになって彼の半分くらいの成績を残せるなら挑戦したいものだ」

また、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックに関しては80歳までコーチを務めてほしいとも語ったクラフト。

「ワーレン・バフェット、ルパート・マードックらは80歳中盤まで第一線で活躍をしている。ビルにもそうなってほしい」

NFLは30代後半にプレーヤーとしての全盛期を迎え、新たな活力を得て40代に突入しようとしている歴代最高のQBに恵まれている。ファンもメディアも、誰しもが現役プレーヤーとしてのブレイディの姿を目撃できていることに感謝すると同時に、その終わりの時を気にして頭がいっぱいになっている者も少なくない。

先シーズンのブレイディは12試合を通して3,554ヤード、28タッチダウン、そしてわずか2インターセプトの記録。スーパーボウルは466ヤードを投じて史上最大の逆転劇を演じた。今オフシーズンのペイトリオッツは史上最高とも言える攻撃陣を形成している。

今後6年から7年の現役活動が現実となる決定的な根拠などは存在しないが、われわれはまた今シーズンもフィールド上でブレイディを見ることができる。今シーズンのブレイディの動きから改めて今後を占うだけでも面白いだろう。実際のところペイトリオッツもまさに同じことをしているのだ。