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カウボーイズ副社長ジョーンズ、ドラフトでディフェンス再建に意欲

2017年03月28日(火) 11:22

ダラス・カウボーイズの本拠地AT&Tスタジアム【AP Photo/Mat Otero】

今オフシーズン、ダラス・カウボーイズはディフェンス陣の主力たちがチームから次々と流れ出て行く姿を目の当たりにしている。

2016年のセカンダリー陣トップ6人のうち4人を失う中、それでもカウボーイズの副社長スティーブン・ジョーンズは強気な姿勢を見せ続けた。

『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』によると、ジョーンズは現地26日(日)に開かれたNFL年次リーグ会議の中で「このような危機的な状況でも、ちょっとした策はある」と明かしている。

カウボーイズからはコーナーバック(CB)のブランドン・カー、モリス・クレイボーン、セーフティ(S)のバリー・チャーチ、J.J.ウィルコックスがフリーエージェントでチームを去り、CBノーラン・キャロルだけがチームに新加入した。

4月のドラフトではセカンダリーを加えると予想されるカウボーイズ。ジョーンズは「ドラフトが近づいているが、現時点でもわれわれは自軍の戦力に良い感触を得ている。だが同時に、ドラフトがわれわれの守備陣を改善できる絶好のチャンスになるとも感じている」と明かした。

カーやクレイボーン、チャーチなどのベテラン選手をチームに残留させることができなかったジョーンズは「今回のドラフトはディフェンス側が極端に強い」とコメントし、「われわれがチームに残したい選手は残す。誰とは言わないが、ほとんどの選手に対してはチームを去ることに構えはできていた」と続けている。

「適正な価格であれば契約を結ぶ可能性もあった。しかし、いかなる選手に対しても過剰に支払うことは避けたかった。結局、われわれが選手を見積もる。一定の額であれば契約を結ぶことでメリットが生まれるが、その額を超えていれば、その契約は非効率的だ」

ジョーンズはこのようにも語っていた。

いかに選手を失おうと、カウボーイズは守備コーディネーター(DC)ロッド・マリネリの下、残った選手のみで十分戦えるという姿勢を崩さない。

もしカウボーイズが守備陣を強化するならば、最大のチャンスは来たるドラフトに間違いない。

ジョーンズは「当然、われわれからすればディフェンシブラインとセカンダリーがドラフトでのベストの狙い目だ。はっきり言わせてもらうと、もし攻撃側の素晴らしい選手が残っていたらそれもまた大きなチャンス。カウボーイズが攻撃選手を絶対に獲得しないということはない。ただし、優先順位はディフェンスにある」と話している。