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RBフォーセットが引退を表明

2017年05月04日(木) 09:53


デンバー・ブロンコスのジャスティン・フォーセット【AP Photo/Jack Dempsey】

小柄で華奢(きゃしゃ)なランニングバック(RB)ジャスティン・フォーセットがついにフィールドを去る決意を固めた。

フォーセットはドラフト指名を受けたシアトル・シーホークスから解雇された後、インディアナポリス・コルツに移籍してまたもや解雇され、その後はシーホークスと再契約を交わし、2012年にはヒューストン・テキサンズ、2013年にはジャクソンビル・ジャガーズに在籍するも負傷によって先発出場することはなかった。

29歳になった2014年、ついに開花したフォーセットは1,266ヤード、8タッチダウンをマークして大勢の度肝を抜き、ボルティモア・レイブンズの10勝6敗という戦績に大きく貢献した。現地3日(水)、正式に引退を表明したフォーセットにとってはこの2014年がキャリアの中でも一番に輝いた年であった。

ウェブサイト『Sports Spectrum(スポーツ・スペクトラム)』に対してフォーセットはこう語った。

「その時が来た。愛すべきフットボールから身を引くことを正式に表明する。素晴らしい日々だったし、どの瞬間にも感謝している。キャリアを通してたくさんの素晴らしい人たちに出会うことができた」

「体格の差などのハンデや批判、アンチなどにも負けず、ここまでよく頑張れたと思う。スカウトは皆、俺の身長は低すぎると評価し、40ヤード走は遅すぎると言い、俺の体格を見て長くは続けられないと見下した。だが、彼らは俺のハートや信念の強さ、そして忍耐力までは見抜けなかったんだ」

「夢はかなうという言葉を証明できたと思う。頑張る者を天は見ているんだ。夢のような日々を送れたことを神様に感謝している」

先シーズンはデンバー・ブロンコスで過ごしたフォーセット。ブロンコスは彼にとって7つ目に在籍したチームであった。

3,890ヤード、820ラッシュ、19タッチダウンの成績を残し、フォーセットはNFL界を去ることになる。