ピッツバーグ・スティーラーズのミニキャンプにランニングバック（RB）リビオン・ベルの姿は見られなかった。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、同選手は現地13日（火）のミニキャンプ初日を欠席したようだ。この3日間のキャンプでは契約下の選手の参加が義務付けられている。

まだフランチャイズテンダーにサインしていないベルは実質的にスティーラーズとの契約下にはない。このため、キャンプを欠席したことでベルに制裁が加えられることはない。

25歳のRBがこのキャンプを欠席することは大方の予想通りではあった。現在の交渉段階においてベルがその交渉を有利にするための唯一の手段は練習に参加しないことだとも言える。同選手が鼠径部（そけいぶ）の手術を受けたことを考慮すれば、フルで練習に参加する可能性はもともと低かった。

ベルとスティーラーズ間の交渉は継続中であり、もしその交渉に進展があれば、同選手がミニキャンプの最終日にも顔を出す可能性があるとラポポートは指摘している。

両者が新契約を締結させるか、さもなければベルが2017年を1,200万ドル（約13億2,000万円）のフランチャイズテンダーでプレーするかの決断は来月15日（土）までに下されることになる。