QBサベージの成長を認めるテキサンズQBコーチ陣
2017年06月14日(水) 13:352017年ドラフト1巡目指名のクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンの存在を感じながらも、ヒューストン・テキサンズのQBトム・サベージは今春、今夏と正QBとしての期待に応えようと必死だ。
同選手にとっての朗報はその努力や成長にチームのコーチ陣が気付いているということだ。
テキサンズのQBコーチ、ショーン・ライアンはチームの公式サイトに対して「彼は非常に落ち着いてプレーすることができている。彼が自分の役割や、それが去年とはどう変わるのかについて強く意識していたとしても、少なくとも私の目にはそう映っていない」と明かした。
また、攻撃アシスタントコーチのパット・オハラは「トムは成長している。彼はケガだけでなくいろいろな経験をしてきた。トムの目の前ではたくさんのQBが入れ替わってきたんだ。彼の強みは今年がシーズン4年目であること、また、大学時代には3度チームを変え、3つかそれ以上のシステムを経験し、おそらく3人以上のコーディネーターを経験しているということだ」と発言している。
シカゴ・ベアーズと同様、テキサンズもまた今年の夏は興味深いQB争いを展開することになる。少なくともあと1年はQBが安泰であるカンザスシティ・チーフスとは違い、いまだテキサンズ内で繰り広げられるQB争いが終わりを迎えるのは7月後半から8月にかけてだろう。いずれにせよ、サベージが先輩の意地を見せつけることでチームが活性化するのはコーチ陣にとって喜ばしいことに違いはない。
現実的にプレーオフ進出も可能なロースターでサベージがプレーしているのも不思議な話だ。先シーズンのある時点で同選手はまだ、チームをポストシーズンへと導くレギュラーとしてではなく控えQBとしての役割が好ましいと見られていた。しかしながらその後、もし本当に成長を遂げてきたのであれば、サベージが新人ワトソンに引導を渡すことになるかもしれない。