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ラムズDTドナルドがミニキャンプに登場

2017年06月14日(水) 13:44

シーホークスQBラッセル・ウィルソンにタックルするラムズDTアーロン・ドナルド【AP Photo/Kelvin Kuo】

いまだ新契約の締結には至っていないものの、ロサンゼルス・ラムズのディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドがチームの施設に戻って来た。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチは現地13日(火)、契約下の選手全員に参加が義務付けられたミニキャンプにDTドナルドが参加したようだと伝えた。これはラムズのスポークスマンによる情報が元となっている。

先週行われた参加自由のオフシーズンワークアウトには、ドナルドは姿を見せていない。

ラムズ練習場へと足を運んだNFLネットワークのオマール・ルイスはドナルドがサイドで個人練習を行っていたと伝えた。

今シーズンのドナルドは新人契約によって180万ドル(約1億9,800万円)を受け取ることになっている。同選手の残留を望んだチームは2018年も引き留めるために5年目オプションを行使。両者が新契約を円満に終えられるかどうかはコーナーバック(CB)トラメイン・ジョンソンの契約次第でもある。

同局のイアン・ラポポートは13日、『Inside Minicamp Live(インサイド・ミニキャンプ・ライブ)』の中で「もしラムズがジョンソンとの新契約を結ぶことができれば、サラリーキャップヒットを半分か、あるいは、それ以上抑え込むことが可能となる。そうすることでスペースを作り、アーロン・ドナルドとの契約をスムーズにする狙いだ」と語り、「ドナルド側とチーム側は新契約締結に向けて交渉を継続中だが、彼がキャンプに参加したという事実もむなしく、いまだ合意に近づいている様子は見られない。長い交渉となっている」と続けた。

今オフシーズン、ジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードは何度もドナルドが高額契約に値する選手であると強調してきた。同GMは先月、ドナルドとの交渉が“重大な”局面を迎えているとも明かしている。

いまだ契約合意に至っていないものの、オールプロに選出されたドナルドがNFLでも最高クラスの契約を勝ち取るという期待は大きい。

ミニキャンプに姿を見せたことでドナルドは制裁金(包括的労働協約に基づき、3日間のキャンプ全てに欠席となった場合は合計で8万405ドル/約880万円)を免れると同時に、新契約に対する前向きな態度を示している。