フリーエージェントのCBギルバートに1年間の出場停止処分
2017年06月21日(水) 10:46コーナーバック(CB)ジャスティン・ギルバートがNFLに復帰するための道のりはさらに険しくなった。
フリーエージェント(FA)のギルバートはリーグ規定に違反する薬物の使用で4試合の出場停止処分を言い渡されていた。その宣告からまだ2カ月も経っていなかった現地20日(火)、ギルバートが再びリーグ規定に違反したとして、コミッショナーのロジャー・グッデルによって出場停止期間が1年間に延長されたことが判明している。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えたもの。2018年からは復帰が可能となるギルバートだが、まずは復帰申請を行う必要があるようだ。
クリーブランド・ブラウンズによって2014年ドラフト全体8位で指名されたオクラホマ大学出身の同選手だが、その同期にはあの悪名高いクオーターバック(QB)ジョニー・マンゼルもいた。元ハイズマン賞受賞経験のマンゼルと同じく、もともとまじめに練習することのなかったギルバートはブラウンズで惨憺(さんたん)たるシーズンを過ごし、見かねた同チームが地区ライバルのピッツバーグ・スティーラーズへとトレードに出している。その移籍後、ギルバートはスペシャルチームの一員として12試合に出場し、3度のキックリターンで69ヤードをマークした。
スティーラーズが今年の2月6日(月)にギルバートをリリースした直後、ブラウンズの元チームメイトだったジョー・トーマスがフットボールに対する熱の冷めたギルバートを痛烈に批判していた。1年間もフットボールから遠ざかることとなったギルバート。その名前がNFL関連で取り上げられた最後の機会が、前述のトーマスの批判を報じたものだったとしてもおかしくはない。