NFL、2019年に中国開催を目指す?
2017年07月01日(土) 13:21先ごろ、アジアツアーを終えたばかりのトム・ブレイディが本気で中国での試合開催を切望するのであれば、少なくとも数年は待たなければならないかもしれない。
『Sports Business Journal(スポーツ・ビジネス・ジャーナル)』は現地29日(木)、NFLが中国での試合開催目標を当初の2018年から1年遅らせて2019年をターゲットにしていると報道。
NFLのマーク・ウォーラー国際担当上級副社長は同誌の記者に対して、リーグ100周年を迎える2019年シーズンの開幕戦を中国で迎える可能性を明かしたという。
「100周年を祝う機会としてはその方が意義を成すかもしれない。成功する可能性は大いにあり、今後を見据えた上でも期待が持てるように思う」
先ごろにはロサンゼルス・ラムズが新スタジアムのオープンを2019年から2020年に延期しており、この1年の延期が中国での一戦をラムズのホームゲームとして開催する可能性を生み出している。
加えて、さらに1年の計画考案期間を得られることは、前回の中国での試合で困難に直面したNFLにとっては利点になるかもしれない。2007年にはブレイディが所属するニューイングランド・ペイトリオッツが中国に向かう予定になっていたが、試合は中止されている。さらに、NFLは2009年にも中国でプレシーズンの試合を行う計画を撤回したことがある。
ロンドンで4試合、メキシコでの1試合に対応することは言うまでもなく、中国での試合開催を実現させるためにはすべてのハードルを乗り越えなければならず、NFLは新たな潜在的市場に打って出る前にすべての時間を費やしてその準備に励まなければならない。