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復帰宣言のLBオアーがコルツ、ジェッツを訪問

2017年07月02日(日) 06:59

ボルティモア・レイブンズのザック・オアー【AP Photo/Nick Wass】

ザック・オアーはただ今、夏のツアーで大忙しだ。

短い引退からの復帰を考えていることを明らかにした人気選手のオアーは6月中に複数のチームを回り、メディカルチェックを受けている。

アレックス・マルベスによると、25歳のラインバッカー(LB)は『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に対し、6月30日(金)にインディアナポリス・コルツを訪問すると語ったという。さらに続いてニューヨーク・ジェッツを訪ねることになっている。

オアーは29日(木)にデトロイト・ライオンズと面談を行い、施設を後にした。ライオンズからは30日中にも返答があるだろうとのことだ。

1月に先天性の首と脊柱の症状から一度は引退を表明したオアーだったが、28日(水)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』で復帰を考えていると発表した。

ボルティモア・レイブンズの昨年の主要タックラーをどのチームが一番速くさらうかは見ものだ。成り行きはメディカルチェックの結果次第だといえる。29日夜、オアーの代理人ロブ・シーツはNFLネットワークのマイク・ガラフォロに対し、ライオンズの医師団は“これまでのところ全面的に満足し、明らかにポジティブ”な反応を示したと語っている。

複数のチームがオアーの健康に太鼓判を押せば、彼をめぐるマーケットは一気にヒートアップするだろう。プレーオフを目指し、ディフェンスを強化する必要があるコルツやライオンズにとって、オアーは違いを作り出せる頼もしい存在だ。

プレーメーキングのできる若手LBが6月にフリーエージェントになることは珍しい。レイブンズは彼のコンディションを知る前にドラフト外のフリーエージェントと交渉を行っていた。レイブンズの医師団のようにオアーのプレー続行に懸念を抱くチームばかりではないとしたら、彼の争奪戦が起こるのは必至だろう。