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CBリービスの新天地はいずこ?

2017年07月06日(木) 09:22


ダレル・リービス【AP Photo/Seth Wenig, File】

トレーニングキャンプの開始が近づく中、プロボウルに7度出場した31歳のコーナーバック(CB)ダレル・リービスにはまだ帰るべき場所が見つかっていない。

『Bleacher Report(ブリーチャー・ポート)』によると、現在のリービスはフロリダ州でワークアウトを行っているという。予想されていた通り、同選手とニューヨーク・ジェッツとの契約にオフセット条項が含まれていたため、リービスは次なるプレー先探しに四苦八苦しているようだ。今シーズンのリービスは600万ドル(約6億7,800万円)を受け取る予定であり、これ以下の金額でのプレーは意味をなさない。

リービスに関する最新情報があがっても、明るい兆しはいまだ見えてこない。2009年から2014年までの圧倒的なパフォーマンスを見てきたファンの中には、所属チームが変わった後もそのプレーを見続けたいと願う者も多いはずだ。2016年はジェッツにとって悪い意味で忘れられないシーズンとなり、リービス自身もタフな1年間を過ごすこととなった。

現時点ではリービスに対して熱心にオファーを提示するチームは現れていないが、今季の開幕もあと数カ月と迫る中でCB強化が必要なチームの数は少なくない。最終的には金銭的な余裕を持つチームがリービスの獲得者となるであろうが、チーム内に故障者が続出すればその状況も一変する可能性はある。

もともと守備力が高く、昨シーズンの不調がプレー面に影響を及ぼさないと信じるチームがリービスの新天地となるべきだ。

リスクとリターンを考慮すれば、コーチ陣が若手選手への投資により目を向けるのも理解できる。しかしながら、市場に残る選手がリービスともなればその判断に迷いが生じても致し方ない。