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フリーエージェントのTEバーニッジにいまだオファーは来ず

2017年07月07日(金) 10:46

ゲイリー・バーニッジ【AP Photo/Ron Schwane】

本人の準備は整っているものの、タイトエンド(TE)ゲイリー・バーニッジにはいまだオファーが届かない。

1,000ヤード超え、9タッチダウンを記録したシーズンから2年経ち、元プロボウラーのバーニッジは所属なしのまま自主トレーニングに励んでいる。同選手にはいまだNFLのチームから連絡は来ていないが、リーグのTEに空きがないかと言われれば実際はそんなこともない。

他チームが年齢を重ねたTEバーニッジの獲得を渋るのは分かる一方で、クリーブランド・ブラウンズがなぜプロボウルにも選出された同選手を解雇したのかは理解し難いところだろう。

とは言うものの、先ごろボルティモア・レイブンズにも同じようなケースは起きていた。先シーズンにTEとしてリーグトップの86レシーブを記録したデニス・ピッタも6シーズンを同チームで過ごした後、先月には臀部(でんぶ)を負傷して解雇されている。

リーグ規定の禁止薬物を使用した同チームのダレン・ウォーラーは先週、リーグから最低1年間の試合出場停止処分を科されており、ベンジャミン・ワトソンはアキレス腱(けん)を負傷、また、マックス・ウィリアムズは今オフシーズンに手術を受けている。現在のレイブンズが持つTEの選択肢としては先シーズンに44ヤードで6キャッチを記録したニック・ボイルとピッタの解雇後に獲得したライアン・マレックがベストだ。

先月にはバッファロー・ビルズを訪問していたバーニッジであるが、どうやらレイブンズからのオファーを待っているようだ。

バーニッジは現地6日(木)、『Glenn Clark Radio(グレン・クラーク・ラジオ)』の中で「レイブンズは俺の代理人に接触すべきだ。彼らなら誰を獲るべきか、誰に連絡すればいいか、そういったことを分かっているはず。まだ連絡は来ていないが大丈夫だ。別に焦っていないし、体調は万全。いつでも動ける準備はできている。呼ばれたらすぐにでも行けるから、今は全く急いでいない」と語った。

今年9月に32回目の誕生日を迎えるバーニッジは自身の年齢が新契約のネックとなっていることを認める一方、9シーズンで10試合以上に先発したシーズンが3度のみの身体には周囲が思うほどのがたはきていないとも主張する。

どのチームが獲得しようとも、バーニッジはチームが頼れるタフマンとして活躍してくれることだろう。バーニッジは次のように語っている。

「チームのナンバー2になろうが、ヘルプ役に回ろうが、俺には全く問題ない。だが、自分的にはまだチームのナンバーワンプレーヤーになれる自信はある。皆あまり知らないかもしれないが、俺はキャリアが始まってからの7年間ではあまり試合に出場していない。いつも2番手か3番手の選手だったし、主にスペシャルチームでプレーしていた。だからこそ、俺の身体や足にはまったく故障がない」

「まだまだ若いし、いつでも行ける準備はできている。この事実は考慮に入れてほしいものだ」