ブラウンズDEギャレットが先発メンバーに
2017年08月03日(木) 12:53ディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットがバックアップとしての役割を短期間で終了させた。
現地2日(水)、クリーブランド・ブラウンズから2017年ドラフト全体1位指名を受けたギャレットは先発守備選手として同チームの練習に加わっている。単純に、ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンがこれ以上その日を遅らせることはできなかったのだ。
地元紙『Elyria Chronicle-Telegram(イライリア・クロニクル・テレグラム)によると、同HCは「その時が来た。これ以上マイルズを下に置いておく必要はない。彼は実力でこの地位を手にした」と語ったという。
キャンプでの練習中、元オールプロのレフトタックル(LT)ジョー・トーマスに競り勝ったギャレットがクオーターバック(QB)コーディ・ケスラーにサックを与えた。このプレーでジャクソンHCは同選手の実力を確信したようだ。
同HCは「ピンと来るものがあった。もはや彼のプレーには驚かない」と話している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のアディティ・キンカブワラは練習終了後もファンへのサインのために長くその場にとどまったギャレットが、地元ファンからヒーローのように扱われていたとも伝えている。
どうやらブラウンズはフィールドの内外を問わずに長きにわたってファンから愛される選手を獲得したようだ。
ブラウンズがギャレットを1位で指名して以降、同選手の世話役となっているのは殿堂入りも果たしている元パスラッシャーのブルース・スミスだ。2日、ギャレットと共にワークアウトを行った元バッファロー・ビルズの伝説的選手はキンカブワラに対し、ギャレットの指南役を務めることについて「楽しくやれている」と語り、「特に、ちゃんと言うことを理解できる教え子であればね」ともコメントしていた。
ブラウンズがここ数年間のドラフト1巡目指名で数々の失敗をしているだけに、ギャレットの背中には相当なプレッシャーがかかるに違いない。チームは期待外れだった過去の選手とは異なり、明らかな実力があることを証明したギャレットにいち早い活躍を期待している。