ジェッツがDLリチャードソンにペイカットを打診
2017年08月04日(金) 10:09昨年からニューヨーク・ジェッツのディフェンシブライン(DL)シェルドン・リチャードソンにはトレードのうわさが絶えないものの、決定的な動きはいまだ見られていない。しかしながら今オフシーズンに同チームがリチャードソンのトレードをあきらめたわけではなかった。
リチャードソンは『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』のマニシュ・メータに対し、トレードを成立させるためペイカットに応じるよう求められたと明かしている。
リチャードソンは「ビジネスだからね。あるチームがペイカットを打診してきた・・・それがシアトル(シーホークス)だったんだ。ワシントン(レッドスキンズ)もそうさ。オファー自体はたくさん来ていた。たくさんの良いオファーがね。みんな、聞いたらきっと驚くだろう」と語った。
新人契約最後の年となる5年目の今年、同選手は810万ドル(約8億9,000万円)を受け取ることになっている。
メータ記者によれば、ジェッツが同選手を手放すにはトレードに臨む両陣営ともにあまり良い条件提示をしなかったようだ。
先シーズンにはディフェンシブエンド(DE)ムハマド・ウィルカーソンと巨額の延長契約を結び、2015年のドラフトでは全体6位でレナード・ウィリアムズを指名したジェッツのDLには今や多くの有望株がひしめく。来年のオフシーズンにフリーエージェント(FA)となるリチャードソンゆえ、同チームはまたトレード期限前までに彼のトレードを画策するだろう。
しかしながら、再建のさなかにあるチームにおいて26歳の同選手は長期での契約延長を望んでいる。
ジェッツとの長期契約の可能性についてリチャードソンはこのように語った。
「それはチーム側が決めること。自分だったら延長するか? 俺ならする・・・ウィリアムズ、ウィルカーソンなども残したい。堅いディフェンス陣を構築したってお金は余るはずさ」