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パンサーズ、ベテランOLBデービスが1年の契約延長

2017年08月16日(水) 10:44

アトランタ・ファルコンズのアルドリック・ロビンソンとカロライナ・パンサーズのトーマス・デービス【AP Photo/Mike McCarn】

今季は期間限定でカロライナ・パンサーズのジェネラルマネジャー(GM)を務めているマーティ・ハーニーが新たに選手契約を完了させた。

今回、パンサーズが契約を結んだ相手はベテランのアウトサイドラインバッカー(OLB)トーマス・デービス。現地15日(火)、パンサーズはデービスと2018年シーズン終了までの1年間の延長契約を締結したと発表。現行契約は今シーズンが最終年であり、34歳のデービスは400万ドル(約4億4,200万円)を受け取ることになっている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはデービスの新契約は200万ドル(約2億2,000万円)の保証付きでおよそ675万ドル(約7億4,500万円)となる見込みだと報じている。また、今契約には来シーズンの100万ドル(約1億1,000万円)の保証も組み込まれているとのことだ。

デービスはチームによって発表された声明の中で「本当に興奮している。カロライナ・パンサーズというチームに所属できて俺がどんなに幸せかは皆にも伝わっているはず。今回の契約で俺はキャリアを終えるまでこのチームにいれる可能性が高まった。本当に幸せな気分さ。残すところはスーパーボウルでの勝利のみ」と語っている。

パンサーズは元GMデーブ・ジェトルマンを解任する以前、13年のキャリアを持つデービスとの契約を前向きに検討していた。トーマスはジェトルマン解任の理由が自身の契約問題とは無関係であるとの主張もしている。

デービスが以前に結んだ契約は2015年にさかのぼり、その当時から彼はカロライナの地での引退を決意していた。今回の契約によって彼の願いがかなう可能性は一気に高まったと言えよう。

パンサーズ守備陣の要であるデービスは3度のACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)損傷や2015年のスーパーボウルで起きた腕の骨折など、度重なる大ケガをも乗り越えてきた選手。

34歳となった今でもリーグ最高峰のスピードを誇るLBとしてデービスは今季もタックルマシーンと化す。彼はここ5シーズン、毎年100回以上のタックルを計上しており、パンサーズにおいてはチームレコードとなる1,086回のタックルを積み上げている。

LBコーチのアル・ホルコムは「トーマスのスピードはまだ高いレベルで健在している。彼はどんな試合でも激しさと情熱を持って臨んでくれる。彼は根っからのリーダーだ。彼のようなハートを持った選手をチームに留めておくことは非常に大切なこと。トーマスや彼の家族、そしてパンサーズに万歳だ」とその心境を明かした。

デービスの契約が締結した今、パンサーズはタイトエンド(TE)グレッグ・オルセンとの契約締結に照準を絞る。