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「開幕戦の先発QBはブロック」とブラウンズLTトーマス

2017年08月17日(木) 10:29


クリーブランド・ブラウンズのブロック・オズワイラー【AP Photo/Ron Schwane】

クリーブランド・ブラウンズのレフトタックル(LT)ジョー・トーマスは現地16日(水)、開幕戦に先発するクオーターバック(QB)はブロック・オズワイラーになるはずだと明かした。

『Cleveland.com』に対し、「開幕戦はブロック(オズワイラー)で行く準備を進めているはず。デショーン・カイザーが開幕で先発になるとは思わない。今後数年でデショーンが良いQBに成長するとしても、今の彼はまだ準備が足りない」と語ったトーマス。

ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンは16日、次週の月曜日に開催予定のニューヨーク・ジャイアンツ戦にオズワイラーをQBとして先発起用し、カイザーは2番手、コーディ・ケスラーが3番手として準備を整えていることを明かした。

ジャクソンHCがその意向を語るまでは正式発表とはいかないが、今の状況でトーマスは恐れることなく先発QB予想を口にしたのである。トーマスはチームの要としてほぼ全てのチームミーティングに参加しており、チームの重要な事項に関しては彼のようなリーダー的存在の選手がジャクソンHCから相談を受けることもあるようだ。そのトーマスの発言であることからも、今回の信憑性(しんぴょうせい)は高いと予想される。

ここ数週間、オズワイラーがブラウンズの先発QBとして固定されつつあるとのうわさは流れ始めていた。それでもなお、トーマスによる発言がオズワイラー自身に与える影響は計り知れないだろう。超高額年俸のままブラウンズへとトレードされた際、オズワイラーのフットボールキャリアはこのクリーブランドで終焉(しゅうえん)を迎えたと思われたが、いかようにしてか、プレシーズン第1戦での先発の座は彼の手に渡されていた。

ニューオーリンズ・セインツ戦に出場し、上々の出来栄えを見せたカイザーの他、同試合にはケスラーも出場した。彼はジャクソンHCの攻撃を最も良く知るQBとして1番の評価を受けながらトレーニングキャンプを開始していた。

“準備を進めている”とは言うものの、必ずしも実際にそうなるとは限らないことには留意すべきだ。先週のカイザーは18回のパス中11回の成功で184ヤード、1タッチダウンを記録し、一方のオズワイラーは14回のパス中6回の成功で42ヤードだった。来週のジャイアンツ戦でオズワイラーがより優れたパフォーマンスを見せる必要があるのは言うまでもない。さもなければ、オズワイラーが突如1番手に躍り出たQB争いから一気に脱落するという可能性も考えられる。

もしカイザーの技術が向上し続けるのであれば、ブラウンズが同新人QBをベンチにとどめておくばかりにはいられないはずだ。オズワイラーは短期間で輝きを放たねばならない。