ジェッツOC、QBハッケンバーグはルーキーのようなもの
2017年08月17日(木) 12:49ニューヨーク・ジェッツは先週にプレシーズンデビューを飾った2016年ドラフト2巡目指名のクオーターバック(QB)クリスチャン・ハッケンバーグに大きな期待を寄せている。
現地15日(火)、攻撃コーディネーター(OC)ジョン・モートンは『The New York Post(ザ・ニューヨーク・ポスト)』を通じて「基本的に、彼はまだルーキーと同じだ」と語っていた。
ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズはこの後、「昨夏は(ブライス・ペティ、ライアン・フィッツパトリック、ジーノ・スミスの)3人ものQBがいて練習方法が難しかった。今はクリスチャンがいてくれて満足している。彼はプレーする準備ができつつあり、常に学習している。同じミスを何度も繰り返さないことはいいことだ。彼はミスから多くのことを吸収している」とコメントした。
彼らのコメントが現状を正確に表しているとすれば、なぜ昨年、ジェッツはハッケンバーグに対してチャンスを与えなかったのか。特に、チームが遅れを取り始めたシーズン途中で彼を起用することもできたはずだ。ジェッツは本質的に昨シーズンを“留年”期間として見ていたものの、今になって止まっていたハッケンバーグの針を再び動かすことにリスクはないのか。
ジェッツが同選手を見限ること、または、昨年のようにQBを3人ロースター入りさせることがなければ、ハッケンバーグはすぐさまここ2年でケガ続きのジョシュ・マカウンのバックアップとなるだろう。
どれだけの可能性を秘めているのかはまだはっきりとしないが、プレシーズン初戦は72%の成功率で127ヤード、インターセプトはゼロと好成績を収めているハッケンバーグ。キャンプ開始直後は評価が両極端に分かれていたことも考慮すれば、彼は正しい方向へと歩みだしたと言えそうだ。もしハッケンバーグが本当にルーキーと同じスキルであるならば、レギュラーシーズン開幕までに彼にはやることが山積みとなっているはずだ。