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ペイトリオッツTEグロンコウスキーがシーズン第5週を欠場

2017年10月06日(金) 08:50

ニューオーリンズ・セインツのケニー・バカーロとニューイングランド・ペイトリオッツのロブ・グロンコウスキー【AP Photo/Butch Dill】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、ニューイングランド・ペイトリオッツのタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーはタンパベイ・バッカニアーズとのサーズデーナイトゲームに出場しないようだ。

現地4日(水)の練習に制限付きで参加していたグロンコウスキーは同日の故障者報告書に“太ももの負傷”と記載され、クエッショナブル登録されていた。

開幕からの4戦を通し、ターゲット数とヤード数でチームを牽引しているグロンコウスキーは今季もケガの多いシーズンとなっている。同選手はニューオーリンズ・セインツとの第2週でも鼠径部(そけいぶ)の負傷で途中離脱していた。

ペイトリオッツにおいてはバックアップメンバーに不足はないものの、グロンコウスキーのレベルには及ばない。今季、オフシーズンにトレードで移籍した元インディアナポリス・コルツのドウェイン・アレンがいまだターゲットを記録していない一方、3番手TEジェイコブ・ホリスターは2キャッチで34ヤードを今季に記録している。シーズン第4週では両者を合わせても12スナップを見ているに過ぎない。

プロでのキャリア8年を通してグロンコウスキーが故障に苦しむシーズンを経験したのはこれで5シーズン目だ。先シーズンの彼はハムストリングの肉離れ、肺と背中の負傷で8試合に欠場し、ポストシーズンに登場することはなかった。また、2012年と2013年のシーズンでは臀部(でんぶ)と前腕の負傷、ACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)、MCL(膝内側側副靭帯/ひざないそくそくふくじんたい)損傷、背中と頭部の負傷によって合計14試合を欠場している。

グロンコウスキーの度重なる離脱がペイトリオッツのコーチ陣にとってかなりの懸念事項であるのは言うまでもない。先シーズンはグロンコウスキー不在の中で11勝負けなしと抜群の勝負強さを見せたペイトリオッツだが、エースクオーターバック(QB)トム・ブレイディのパスレーティングがグロンコウスキー不在時に13.4ポイントも減少しているのも事実だ。伝統的に守備陣に難のあるペイトリオッツが攻撃力でその弱点をカバーしてきたことを考慮すれば、グロンコウスキーの不在がサーズデーナイトゲームにどう影響するのかは興味深いところだ。

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