少なくとも数週間の離脱は否めないものの、オークランド・レイダースの若きエースクオーターバック（QB）デレック・カーがすでにワークアウトを開始した。

『ESPN』が報じるところによれば、現地5日（木）のチーム練習に姿を見せたカーはその開始時にストレッチや軽いスローイングを行っていたようだ。

シーズン第4週、デンバー・ブロンコス戦の第3クオーターで腰椎の横突起（おうとっき）を骨折したカー。今週末のボルティモア・レイブンズ戦ではEJ・マニュエルが先発予定で2年目のコナー・クックがそのバックアップを務める予定となっている。

カーが早くも練習に顔を出したというニュースはチームにとって吉報だろう。腰椎の横突起骨折は時に復帰まで1カ月を要することもあるが、カーが現時点で練習に加わったことを考慮すると早期での復帰が期待できそうだ。もしくは、カーの痛みへの耐性を褒めるべきかもしれない。先シーズン終盤、足を骨折して離脱を余儀なくされる前のカーは指を骨折しながらもプレーを続けていた。

カーの負傷によってブロンコス戦に途中出場を果たしたマニュエルが不安な面を見せることはなかったが、レイダースは何と言っても相当な期待を寄せるカーに仕事をしてもらいたいところだろう。今後の数日、あるいは数週間、カーの動向には注目しておくべきだ。

【S】