女性軽視発言のパンサーズQBニュートンが謝罪
2017年10月06日(金) 11:57カロライナ・パンサーズのクオーターバック(QB)キャム・ニュートンが現地5日(木)、自身の発言に対する謝罪を行った。これは4日に行われた記者会見中、ワイドレシーバー(WR)デビン・ファンチェスによるルートについて『The Charlotte Observer(ザ・シャーロット・オブザーバー)』の女性記者であるジョーダン・ロドリーグから質問を受けたニュートンが「女性がルートについて語るとは可笑(おか)しいね」と発言し、総批判を浴びた翌日の出来事である。
ニュートンは自身の『Twitter(ツイッター)』上に動画を投稿し、謝罪の意を表明している。
— Cameron Newton (@CameronNewton) 2017年10月6日
「熟慮の末、自分の言葉の選択が女性に対する敬意を欠いていたものだと自覚した。心から悪気はなかったことを伝えたい。自分の発言を不快に思った人たちに対しては本当に申し訳ないと思っている。自分のコミュニティの中では常にポジティブなロールモデルになりたいと願っているし、周囲に良い影響を与えられるような人間になりたいと思っている。今回の出来事は自分の考えに反していたし、許してはならないものだった。自分には大切な2人の娘もいるし、彼女たちには自分の好きな事をしてもらいたいと願っている。自分のしてしまったことで多くのファンや信頼を失ってしまっただろう。いくら冗談でも言ってよい事、悪い事があることを実感した。このことで学べたこともある。この動画を見ている若い人たちには自分の愚行を教訓にしてもらえたら幸いだ。自分みたいになっていけない。より良い人間になってほしい。記者、ジャーナリスト、母親、義母、娘さんなど、全ての女性に対して心から謝罪したい。自分のしたことを許していただければと願っている」
今回の発言によって各方面から総批判を浴びることとなったニュートンは自身のスポンサーとの関係にも悪影響が及んだようだ。
水曜日、パンサーズのスポークスマンであるスティーブン・ドルモンドは以下の声明文を発行した。
「ジョーダンとキャムの両者と話をした。言葉の選択をミスしたとキャムも後悔しているようだ。チームをカバーしてくれるメディアが気持ちよく仕事をこなせるように努めていきたい」
ニュートンのコメントに関し、ロドリーグ自身も声明を出している。
「今日の午後、私はNFLの専属記者として私の仕事をし、キャム・ニュートンに対してワイドレシーバーに関する質問を行った。しかしながら、彼のコメントには失望せざるを得なかった。これは私だけではなく、全ての女性記者や同様の仕事に就いている女性を軽視する発言だ」
【S】