クリーブランド・ブラウンズがまたも先発クオーターバック（QB）を入れ替える。

ヘッドコーチ（HC）のヒュー・ジャクソンは現地18日（水）、今週末に開催されるテネシー・タイタンズとのシーズン第7週、ケビン・ホーガンに代わって再び新人QBデショーン・カイザーが先発QBを務める予定であることを明かした。ホーガンは先週のヒューストン・テキサンズ戦に33対17と、チームが大敗する1つの要因となっていた。

パス成功率が低下し、インターセプト数が増え、パスレーティングも下降気味であったカイザーは第5週のニューヨーク・ジェッツ戦中に交代を告げられていた。カイザーが浴びた9回のピックは今現在もリーグトップの数字だが、ホーガンがこの新人選手よりも勝っていると言える部分は多くない。テキサンズ戦では前半だけで3度のインターセプトを記録したホーガンが前半終了時には24対3とチームを苦境に立たせる要因を作り出していた。

この2人の若手QBたちが着実に成長を遂げているの明らかだが、残念ながら彼らを支える周囲の選手にタレントが不足している。常に貧弱なブラウンズのワイドレシーバー（WR）陣がQBの助けとなることはまずないと言っていい。

ジャクソンHCは16日、記者に対してカイザーは先週の試合をベンチから見て学ぶことがあったはずだと語ったものの、チームにいる全員のQBに成長が必要だともコメントを残している。今週末はまた、新たな若きモバイルQBとして売り出し中のマーカス・マリオタと対戦することになるブラウンズ。インディアナポリス・コルツのジャコビー・ブリセット、テキサンズのデショーン・ワトソンら同タイプのQBに対してブラウンズ守備陣はいずれも30点以上の得点を許している。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはホーガンに関し、現在脇腹を負傷中の彼が日曜日の試合に出場する可能性は低いだろうと伝えている。シーズン第7週、ブラウンズのバックアップQBはコーディ・ケスラーになる予定だ。

昨年同様――毎年のことかもしれないが――勝ち星に恵まれないブラウンズは再び新人QBを起用することで何かしらの変化を期待しているのだろう。

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