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ブラウンズ、シーズン第8週の先発QBにカイザーを指名

2017年10月26日(木) 11:19


クリーブランド・ブラウンズのデショーン・カイザー【AP Photo/Jason Behnken】

クリーブランド・ブラウンズが“今週”の先発クオーターバック(QB)を決定した。

新人QBのデショーン・カイザーが今週末にロンドンで開催されるミネソタ・バイキングス戦で再びチームの司令塔を務める予定だ。

シーズンの開幕をチーム1番手のQBとして迎えたカイザーが再び先発に指名されるのは当然のようだが、3試合連続でベンチスタートとなっているカイザーが今や本当にチームの1番手QBであるとは言い難いところだ。第7週のテネシー・タイタンズ戦ではケビン・ホーガンが先発を務めたものの、すぐさまコーディ・ケスラーに代えられた。最終的にチームはこの試合をオーバータイムで落としている。

殿堂入りしている元QBカート・ワーナーは水曜日に放送された『Up To The Minute Live(アップ・トゥー・ミニット・ライブ)』の中で「彼らは若き選手を台無しにしているし、チーム自体をもダメにしている。自分がどんな選手であるか、そして、どんなリーダーになれるのかを知らしめるチャンスを与えるべきなんだ。チームに俺が“チームの顔”だと教えてやるチャンスをね。中身があろうと、なかろうと関係ない。チームはデショーンを通して学んでいかねばなるまい」と語った。

インターセプト数(11回)、パスレーティング(47.8%)、パス成功率(52%)というカイザーの成績はリーグ最下位に沈む。アテンプト平均ヤード数(5.39ヤード)だけがジョー・フラッコよりも上回っている数字だ。

このリーグにおいてブラウンズの先発QB問題よりも深刻な問題は無いに等しい。そうは言うものの、バイウイークを控え、プレーオフ争いからも離脱したブラウンズは恐らくはもうじきその答えを見つけ出すはずだ。シーズン第3週以降、相手チームに300ヤード以上を記録させていないバイキングスのディフェンス陣を前にして、21歳のカイザーには一定程度のパフォーマンスが求められている。

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