ジャガーズ、LBスミスが4年50億円の契約延長
2017年10月26日(木) 14:22今シーズン、ジャクソンビル・ジャガーズの守備陣がようやくその潜在能力を発揮し出しているが、その守備陣の中にあって最も重要な役割を担っているのがラインバッカー(LB)のテルビン・スミスだ。
スミスによるパフォーマンスが将来的なチームの屋台骨として機能することに気づいたジャガーズは現地25日(水)、スミスとの契約を4年間延長したと発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、この契約更新の内容は4年4,400万ドル(約50億円)だとのことだ。
スミスに加え、ベテランのポール・ポスラスズニーや高い潜在能力を持ったマイルズ・ジャックのいるジャガーズ守備陣は今季、対戦する全ての相手に恐怖心を与えてきた。2017年のスミスはこれまでに58タックル、1サック、3パスディフェンス、2インターセプト、1フォースドファンブル、1ディフェンシブタッチダウンを決めている。さほど際立った成績ではないにせよ、数字には表れないスミスの動きもまたチームの好調を支えている。フロントセブンの中にあって最も効率的な守備を見せるのはやはりこのスミスだ。今回はトム・コフリン副社長やジェネラルマネジャー(GM)デビッド・コールドウェルが今季終了後にフリーエージェントとなっていただろうスミスのチーム残留をその瀬戸際で食い止めた形となった。
屈強な守備陣をひっさげて勝ち星を積み上げるジャガーズは先週の試合でも10サックをマークしていたが、この大半はスミスによって生み出されたものだ。2017年に入り、ようやく年俸約100万ドル(約1億1,000万円)から2018年の年俸1100万ドル(約12億5,000万円)となる大増額の契約を勝ち取ったスミス。これにより、彼は晴れてチームの緊縮財政と無縁の選手になることができた。このチームが勝ち続けるにはやはり、例え支出が多くなろうとも屈強な守備陣の要をキープしておく必要があるとジャガーズは考えたのだろう。
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