ペイトリオッツTEグロンコウスキーに1試合の出場停止処分
2017年12月05日(火) 11:15ニューイングランド・ペイトリオッツはシーズン第14週にタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーを起用することができなくなった。
NFLは現地4日(月)、不必要なラフプレーを行ったペイトリオッツのスターTEに対して1試合の出場停止処分を言い渡している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは近しい情報筋からグロンコウスキーがこの処分に対して控訴を行う予定であると伝えられたそうだ。この動向は少しばかり驚きのものとなっている。
処分がそのまま執行となった場合、グロンコウスキーは来週11日のマンデーナイトに開催されるマイアミ・ドルフィンズ戦への出場権を失う。この翌週、ペイトリオッツは事実上の頂上決戦とも言えるピッツバーグ・スティーラーズ戦を迎える予定だ。
23対3でペイトリオッツが勝利を収めたバッファロー・ビルズ戦で、グロンコウスキーをカバーしていたビルズのコーナーバック(CB)トレデイビウス・ホワイトがインターセプトした際、グロンコウスキーは首周辺に肘を入れてアウトオブバウンズになったホワイトを押しつぶした。この直後、不必要なラフプレーを行ったとしてグロンコウスキーにはすぐさまペナルティが科されている。8年目のTEは試合後、現在脳震とうプロトコル入りしているホワイトに対して謝罪していた。
グロンコウスキーに対してリーグが発行した声明の中で、NFLフットボールオペレーション部長を務めるジョン・ライアンは次のように語っている。
「あなたの行動は意図的であり、不必要なものだった。また、相手選手にケガを負わせるリスクの高い危険な行為でもあった。競技委員会はNFLの試合中に悪質なプレーが一切起こらないことを目標としている。あなたが関係した昨日のプレーはわれわれ委員会が掲げる理念に反するものであった」
2016年以降、クオーターバック(QB)のトム・ブレイディはグロンコウスキーが欠場した試合で10勝、負けなしだ。だがそれでも、ブレイディが残す数字はモンスターTEがラインアップにいた場合の方がはるかに優れている。
控訴を経て処分が覆る可能性も否定はできないが、シーズン第14週にグロンコウスキーが欠場となった場合、ブレイディはグロンコウスキーなしの戦術で臨むこととなる。
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