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ジャイアンツ、QBマニングがカウボーイズ戦で先発復帰

2017年12月06日(水) 09:33

ニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・マニング【AP Photo/Patrick Semansky】

210試合連続出場記録が途絶えた翌週、ニューヨーク・ジャイアンツのクオーターバック(QB)イーライ・マニングが再び先発に復帰するようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地5日(火)、今週末に開催されるシーズン第14週のダラス・カウボーイズ戦でマニングが先発復帰する予定だと報じた。今回の決定はジャイアンツのコーチ陣とスタッフが議論の末に導き出したものだとのこと。

これはベン・マカドゥーがヘッドコーチ(HC)の職を解かれた翌日の出来事だった。

先週はマニングをベンチに下げ、ジーノ・スミスとデイビス・ウェッブの起用で若手の実力を試そうとしたジャイアンツ。先発するものの、どこかのポイントで若いQBを起用するというチーム方針を告げられたマニングは、連続出場記録を延長させるためだけの先発出場を拒んだ。

先週末のオークランド・レイダース戦に先発したスミスは34回のパスを投じて21回の成功、212ヤード、タッチダウンパス1回を決めた一方、2回のファンブル、3度のサックも喫している。ターゲットとなる選手がほぼおらず、穴だらけのオフェンシブライン(OL)下でのスミスのパフォーマンスは今季のマニングとそう変わらず、そこに判断を下すのは難しいだろう。マニングが再び先発に起用されたという事実は、チームがこの方針の過ちを認めたことと同義だ。

マニングが先発QBとして復活した後も、マニングのパフォーマンス次第ではチームがスミス、あるいは、ウェッブを起用する可能性は残っている。

過去の失敗を帳消しにすることは不可能だが、ジャイアンツがマニングを先発に戻すことによってチーム内の調和を取り戻し、溝ができたエースQBとの関係性に少しでも改善が見られれば幸いだろう。

少なくとも、ファンは今週末のホームスタジアムでマニングの再スタートを盛大に祝福するはずだ。

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