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チーフスCBピータースの出場停止処分はコーチとの口論も要因

2017年12月10日(日) 07:23

フィールドを去ろうとしてチームメイトに止められるカンザスシティ・チーフスのマーカス・ピータース【AP Photo/Julie Jacobson】

今週初め、カンザスシティ・チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードはニューヨーク・ジェッツ戦における行動を理由に、コーナーバック(CB)マーカス・ピータースに1試合の出場停止処分を科したが、どうやらコーチとピータースの仲違いも処分の理由になっているようだ。

チームメイトのCBスティーブン・ネルソンがディフェンシブホールディングを取られたことを受けてペナルティフラッグを観客席に投げた後、アンスポーツマンライクコンダクト(スポーツマンらしからぬ行為)でペナルティを受けたピータースは、退場処分を科せられると思ったようで試合が続いているにもかかわらず、ロッカールームへと引き上げてしまった。退場になっていないことを知らされると、ソックスを履かずにフィールドに戻っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると、ジェッツ戦を終えて空港に向かう道中、ピータースとコーチの1人が口論になったといい、これが無報酬での出場停止処分が下された要因のひとつだという。

また、NFLネットワークのトム・ペリセロが現地8日(金)に伝えたところによれば、ピータースはアンスポーツマンライクコンダクトによる罰金2万4,309ドル(約276万円)も科せられたとのことだ。

ピータースの処分に言及した際、もうひとつ理由があることも明かしていたリードHCは詳細を口にしようとしなかったが、ようやくその謎が解けた。

同じくNFLネットワークのマイケル・ロビンソンは今週、ピータースと話したといい、「とても申し訳なさそうだった」と説明している。

「彼はこういう形で発覚することを嫌っていたようだ。何かあった場合に学べるような人がロッカールームにいれば良いのだろうが、エリック・ベリー(ストロングセーフティ)を失ったことがマーカス・ピータースにとってはいくらかダメージになっているように思う」

【C】