「フェイクニュースにはうんざり」とカーディナルスHCエリアンス
2017年12月27日(水) 09:46ブルース・エリアンスが今後の進退についてのメディアによる誤った報道に辟易(へきえき)している。
アリゾナ・カーディナルスのヘッドコーチ(HC)エリアンスは現地26日(火)、今季終了後にチームを去る意向を伝えた報道にあきれ笑いながらもこう語った。
「今出ているフェイクニュースについて何か質問があるなら・・・“何も変わりはない”とだけ伝えておく。どこからそんなウソが出てくるのかわからない。ここ1カ月半は何も変わっていないのに皆それに関する同じ質問ばかりだ」
24日には『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが65歳になるエリアンスHCのカーディナルス残留は未定だと報じており、その内容は今回のエリアンスのコメントと整合性が取れている。
NFL雑誌『Pro Football Weekly(週刊プロフットボール)』が火曜日に掲載したエリアンスHCが今後についてすでに決心を固めたとする記事に対して、エリアンスHCはいら立ちを見せたものの、このでたらめな記事の執筆者が誰なのかは分からないと述べた。
「もうかなりうんざりしている。適切な状況で今後どうなっていくかについては議論する。ラリー(フィッツジェラルド)はもう8年くらいこのような状況にいるんだな。私も少し耐えなくてはならないようだ」
エリアンスHCは今週末に開催されるレギュラーシーズン最終戦となるシアトル・シーホークス戦を終えた後で今後については決定すると打ち明けた。
「シーズンの全てを終わらせ、全ての報告書を書き上げたら飛行機に乗り込む。シーズン終了時の事務作業を全て完了させたら、妻や息子、娘と共に今後についてどうしたいかを話し合うつもりだ。月曜日から金曜日にかけて決めようかと思っている」
エリアンスの決定次第ではスターワイドレシーバー(WR)フィッツジェラルドとエースクオーターバック(QB)カーソン・パーマーの進退もはっきりとしてくるはずだ。仮に3人全員がアリゾナの地を離れる場合、来季のカーディナルスは新たなチームとして動き出すことになる。
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