ビルズがアラバマ大学のダボールをOCに指名
2018年01月15日(月) 09:28攻撃コーディネーター(OC)リック・デニソンを解任してからわずか2日後、バッファロー・ビルズはすでに新たなOCを見つけたようだ。
ビルズは現地14日(日)、アラバマ大学から42歳のOCブライアン・ダボールをチームのOCに指名した。
ビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットはチーム発行の声明文の中で「われわれは新攻撃コーディネーターとしてブライアンを獲得できたことをうれしく思っている。彼がウエスタンニューヨークに戻って来るのを大いに歓迎する。ブライアンは良きコーチであり、教師でもある。そして、NFLとカレッジでの勝ち方を知っている人物だ」と語った。
バッファロー周辺で育ったダボールはアラバマ大学のOCとしてカレッジフットボールプレーオフのナショナルチャンピオンシップ戦でジョージア大学(ブルドッグス)を退けての優勝に貢献した。この試合、ダボールOCが2年目のクオーターバック(QB)ジャレン・ハーツが負傷したのを受けてハーフタイム後から新人のトゥア・タゴバイロアを投入したところ、見事に采配が的中。それまで許していたリードをひっくり返す大活躍を見せたタゴバイロアがチャンピオンシップ制覇に貢献した。ニューイングランド・ペイトリオッツでの4年間で攻撃アシスタントとタイトエンド(TE)コーチを務めた後、2017年にアラバマ大学のOCに就任したダボールがNFLで最後にOCを務めたのは、2012年シーズンのカンザスシティ・チーフスでのことだ。
2017年シーズンには念願のプレーオフ進出という目標を達成したビルズだったが、ポストシーズンに進出したチームの中でも1試合平均18.9点という攻撃陣の弱さは断トツだった。ビルズは1試合平均の獲得ヤード(302.6ヤード)でリーグ29位に、パスオフェンス(176.6ヤード)で31位、1プレー平均獲得ヤード(4.8ヤード)で27位、1試合平均得点は22位に終わった。ただし、チームはラッシングオフェンス(126.1ヤード)のカテゴリーにおいてはリーグ6位という好成績をマークしている。ダボールはビルズで過去6年間を通じて5人目のOCとなる。
今オフシーズンのダボールにはビルズのQBポジションを再構築するという役目が与えられる。もし他に新たなQBを獲得できたとすれば、チームは現先発QBタイロッド・テイラーを見限る可能性も考えられる。しかしながら、ダボールが短期間で若手のハーツとタゴバリロアを急成長させた手腕を発揮するというのであれば、ビルズがもう一度テイラーにチャンスを与える可能性も否定はできなくなるだろう。
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