ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック（QB）ベン・ロスリスバーガーにAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）チャンピオンシップ戦でのリベンジを果たすチャンスは訪れなかった。それでも、次の機会はある。

現地14日（日）、ロスリスバーガーは45対42でジャクソンビル・ジャガーズに惜敗後、来季について記者に語っている。

「まだフットボールを続けたい気持ちがある。契約のことや、誰が戻って来るのかなどは分からないが、ここの組織の人間のことは知っているし、自分にとってはそれで十分。皆とまた、来年もフットボールを楽しみたいと思っている」

昨シーズンが終わった後のオフシーズン中は引退について思いめぐらしていたロスリスバーガーが、ホームゲームでの敗戦直後に来シーズンのプレーについて言及した。『NFL Network（NFLネットワーク）』のアディティ・キンカブワラがその発言に対する補足説明を求めたところ、ロスリスバーガーは「先ほどの答えで十分だろう」と答えている。

ロスリスバーガーは記者に対し、スティーラーズは最高のロースターを構築し、才能ある選手が多数いるチームだと自信満々に述べた。今シーズンはAFCのタイトル戦に到達できなかったスティーラーズだが、自分が最高だと信じるチームでロスリスバーガーが来季もプレーを継続する可能性は高いようだ。

今季は2016年のような負傷の影響がなかったことが幸いし、2014年シーズン以降でベストの成績を残したロスリスバーガー。今季は4,251ヤード、28タッチダウンを記録してチームをAFC北地区制覇へと導いている。

14年のキャリアを通じても過去最高に迫る成績を収めたロスリスバーガーが、アントニオ・ブラウン、リビオン・ベル、ジュジュ・スミス・シュスターといった優れた攻撃陣を背にしてフィールドを去るのは時期尚早だ。

14日の敗戦と、攻撃コーディネーター（OC）トッド・ヘイリーとの間に生じる可能性のある確執は懸念事項だが、今シーズンがロスリスバーガーに現役続行への自信を持たせたのは間違いない。

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