テネシー・タイタンズはチームを2003年以来のポストシーズン勝利へと導いたヘッドコーチ（HC）マイク・ムラーキーに最高の形で報いることになりそうだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは情報筋からの話を元に、ムラーキーHCとタイタンズが新契約について交渉を開始したようだと報じた。この動きはチームがディビジョナルラウンドゲームでニューイングランド・ペイトリオッツに敗戦した翌日に始まったとされる。

チームを2年連続の9勝7敗へ導いたムラーキーHCの契約は2018年までのものだった。先週、タイタンズはワイルドカードラウンドでカンザスシティ・チーフスを相手に22対21で勝利を飾った。この白星の前、ラポポートは今季レギュラーシーズン開幕時に予想されたほどの戦績を収められなかった責任を問われ、ムラーキーのHC職には黄色信号が灯っていると伝えている。

しかし、チーフスに勝利後はタイタンズの筆頭株主であるエイミー・アダムス・ストランクがムラーキーHC続投を支持する声明を発表していた。

「後の厄介事を避けるため、マイク・ムラーキーが今後もこのチームのヘッドコーチであり続けることをここに明言します。今週の試合もそうですが、私たちにはやらなければならないことがまだたくさんあるのです。それでも、私は未来を楽しみにしています」

来季に向けてチームが懸念するのは、クオーターバック（QB）マーカス・マリオタの今季の成長がかんばしくなかったことだろう。ただし、タイタンズはムラーキーHCの下でチーム自体を大きく成長させた。このことや選手からの絶大な信頼を踏まえれば、チーム経営陣がムラーキーHCとの新契約に踏み切るのも納得できる。

チーフス戦で見事な逆的劇を演じた後、タイタンズのラインバッカー（LB）ブライアン・オラクポはムラーキーHCに関する否定的な報道に怒りをあらわにし、このようなコメントを残していた。

「職を守っただって？　俺たちは2年連続で9勝7敗だった。これまでにタイタンズがそうそう残せた記録じゃない。なんで彼の職が危ないなんて話になるんだ？　全くもってナンセンスさ。俺は彼が大好きだよ。ムラーキーコーチは素晴らしい仕事をしているし、今後もそうしてくれるはずだ」

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