ファルコンズ、来季もOCサルキシャンを続投
2018年01月17日(水) 11:32アトランタ・ファルコンズのヘッドコーチ(HC)ダン・クインが来季に向けて攻撃コーディネーター(OC)を交代することはない。
不透明な部分もまだ残されているが、ファルコンズはOCスティーブ・サルキシャンを来季も続投する意向のようだ。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地16日(火)に報じたもの。
ラポポートによれば、サルキシャンはクインHCとその他スタッフとの“十分な信頼”の下、再びファルコンズ攻撃陣の指揮を執るという。
今季のチームは不甲斐ない成績に終わり、ファンや専門家らはその責任の矛先をOCであるサルキシャンに向けていた。
カイル・シャナハンがOCを務めた2016年シーズンにクオーターバック(QB)マット・ライアンは年間最優秀選手に輝き、チーム攻撃陣は1試合平均で415.8ヤード(史上2位)を獲得、スーパーボウル制覇まであと一歩の所にまで上りつめた。
一方、サルキシャンが攻撃陣を指揮した今季は全てのカテゴリーで数字が下降。ライアンのパサーレーティングは117.1から91.4にまで下がり、獲得ヤードは昨年と比べて1試合につき平均51ヤードも減少している。ディビジョナルラウンドでフィラデルフィア・イーグルスに完敗したファルコンズはパス回しに苦戦していたように見えた。
それでもクインHCはシーズンを通し、サルキシャンへの批判はフェアでないと繰り返し語っている。クインは13日にも記者に対して「サーク(サルキシャンの愛称)がこのチームにもたらしたものもたくさんある。あらゆる面でその成果が出るには時間がかかると言える。1人だけの責任でないことは明らかだ。目標を達成できなかった事に関しては皆の責任である」と述べた。
サルキシャンOCは今、ファルコンズ攻撃陣を再び最高レベルに引き上げようと燃えているに違いない。
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