第52回スーパーボウルで誕生した新たな記録
2018年02月06日(火) 14:09第52回スーパーボウルは過去最高のゲームの1つとして皆人々の記憶に留まることだろう。
実際のところ、統計的に見ても本当に最高の試合だったと言えそうだ。
現地4日(日)に開催された第52回スーパーボウルでフィラデルフィア・イーグルスとニューイングランド・ペイトリオッツの両チームが獲得したトータルヤードは合わせて1,151ヤードだった。これは1950年にロサンゼルス・ラムズとニューヨーク・ヤンクスが記録した合計1,133ヤードの記録を塗り替え、NFL史上1位の記録となっている。また、今年のスーパーボウルでは前半にチームのディープスレットであるワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスが離脱するというアクシデントが発生したにもかかわらず、ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディは昨年のスーパーボウルで打ち立てた自身の記録を更新する505ヤードを投じ、さらにはポストシーズンのパスヤードが10,000ヤードを越した史上初のQBともなった。これに加え、ペイトリオッツはスーパーボウル史上最高の33点を記録して黒星を喫したチームにもなっている。
一方で、スーパーボウルMVPに輝いたニック・フォールズは373パスヤードを記録してパスヤードの歴代5位にランクインした。この数字はアリゾナ・カーディナルスのカート・ワーナーが第43回スーパーボウルでマークしたパスヤードまで4ヤード足らずの記録だ。
試合序盤から撃ち合いとなったおかげで、第52回スーパーボウルは史上最高得点を記録した試合にあと1点のところまで迫った。最終結果が41対33となったこの試合で数度のミスキックがあったことも考慮すると、第52回スーパーボウルがこのカテゴリーにおける新記録を打ち立てていた可能性も十分にあった。
さらに驚くべき事実だが、この試合で両チームが行ったパント数は合わせて1度のみである。
オーバータイムもなく、世紀の大逆転劇だったわけでもないが、これらの数字を見れば、歴史的な一戦だったと実感できるのではないだろうか。
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