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元ペイトリオッツOCマクダニエルがコルツHCに正式就任

2018年02月07日(水) 09:39

ニューイングランド・ペイトリオッツのジョシュ・マクダニエル【Paul Spinelli via AP】

ジョシュ・マクダニエルが正式にインディアナポリス・コルツの新ヘッドコーチ(HC)となった。

現地6日(火)、元ニューイングランド・ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)がコルツのHCに就任した。これはペイトリオッツが第52回スーパーボウルでフィラデルフィア・イーグルスに黒星を喫した2日後の出来事だった。2009年から2010年のシーズンにかけてデンバー・ブロンコスのHCを務めたマクダニエルにとっては2度目のHC職就任となる。

マクダニエルのHC就任は予期されたことであり、先月中旬には『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがマクダニエルは全日程終了後にコルツのHCに就任する予定だと報じていた。

コルツは7日にマクダニエルのHC就任に関する公式記者会見を開く予定となっている。

ペイトリオッツでクオーターバック(QB)トム・ブレイディと共に戦ってきたマクダニエルは、新天地のインディアナポリスでは肩の負傷によって2017年のシーズンを棒に振ったコルツのエースQBアンドリュー・ラックの指導へとシフトすることとなる。元ドラフト全体1位で指名されたラックが2018年シーズンに以前のフォームを取り戻せるかどうか、コルツ内部関係者はマクダニエルへの期待をふくらませている。

おそらくNFL史上最高のQBであるブレイディと過ごす中で名声を博し、次期HC候補として多数チームからのオファーを受けたマクダニエルが、新たな土地でかつてと同じように成功することができるかどうかは興味深いところだ。マクダニエルは先週の日曜日、イーグルスとの最終決戦で悔しい思いをしたものの、ペイトリオッツ攻撃陣を責めることはできない。500ヤード、3タッチダウン、インターセプト0を記録してもなお敗戦したQBは、ブレイディが史上初だ。

ビル・ベリチックHCの下、2001年からペイトリオッツのスタッフとして従事してきたマクダニエルは同チームで5度のスーパーボウル制覇を経験することとなった。2014年のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でペイトリオッツに敗れて以降、ポストシーズンに進出したことはないコルツは今、マクダニエルにペイトリオッツ時代と同様の成功を期待している。

コルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードが構築するロースターにはまだまだ多くの改善点があるものの、バラードGMはマクダニエルがコルツを再びカンファレンスの頂点へと導くと強く信じているようだ。

ペイトリオッツに関してはベリチックHCが新たな両コーディネーター探しに奔走することとなる。5日、ペイトリオッツの元守備コーディネーター(DC)マット・パトリシアも正式にデトロイト・ライオンズのHCに就任している。

コルツは『Twitter(ツイッター)』にこう投稿した。

「新HCとしてジョシュ・マクダニエルをチームに迎えることができて興奮している! 公式記者会見は水曜に開催される予定」


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