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タイタンズがCBバトラー獲りへ、5年65億円超えのオファー

2018年03月14日(水) 13:47

ニューイングランド・ペイトリオッツのマルコム・バトラー【AP Photo/Duane Burleson】

デトロイト・ライオンズのヘッドコーチ(HC)に就任したマット・パトリシアの後を追うことはなかったが、コーナーバック(CB)マルコム・バトラーはニューイングランド・ペイトリオッツファミリーのいるテネシー・タイタンズと契約を結ぶこととなりそうだ。

タイタンズはバトラーと約3,000万ドル(約32億円)保証付きの5年6,100万ドル(約65億円)以上で契約を結ぶ見込みだ。これは情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えたもの。

バトラーはペイトリオッツに所属した経験を持つ新ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルとジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソン、そして、コーナーバック(CB)ローガン・ライアンの仲間に加わる。ロビンソンGMがビル・ベリチック率いるペイトリオッツでカレッジスカウト部長を務めていた時代、バトラーはライアンと共にプレーしていた。

第52回スーパーボウルに姿を見せなかったため、実力を証明するための1年契約が提示されるだろうとの憶測が飛び交う中、バトラーは予想を上回る保証額付きでのタイタンズ入りが現実的となっている。

ラポポートによると、今回タイタンズが提示した額は同じく昨夏にトレードでバトラーの獲得を狙ったニューオーリンズ・セインツの動きを反映させたものとのこと。

ドラフト外からプロ入りを果たしたバトラーは第49回スーパーボウルでペイトリオッツを優勝へと導く伝説的インターセプトを決めてその名を轟かせた。バトラーはキャリア2年目でプロボウラーとなり、3年目には2度目のスーパーボウル制覇を経験。4年目となった昨年度にはディフェンシブスナップ数でチームをけん引したものの、スーパーボウルの出場をめぐってはひと悶着もあった。

有望な2年目CBアドリー・ジャクソンのパートナーとしてバトラーが加入することで、タイタンズはライアンをスロットに戻すことができ、弱点となっていた穴をカバーすることが可能となった。

バトラーとの再会を実現させた今、ロビンソンGMはドラフトの候補者リストからCBを外したに違いない。

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