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元QBマンゼルがペイトリオッツらNFLチームと接触

2018年03月28日(水) 14:27

ジョニー・マンゼル【AP Photo/Michael Wyke】

たとえ途方もなく長い道のりが待ち受けていようが、クオーターバック(QB)ジョニー・マンゼルはNFL復帰という目標に向かって着実に前進している。

元ドラフト1巡目指名選手であるマンゼルは現地27日(火)、テキサスA&M大学のプロデーにドラフト1巡目指名候補であるワイドレシーバー(WR)クリスチャン・カークのQBとして参加し、スカウト陣の前で先週に続き2度目となるスローイングを披露した。このプロセスの間、25歳のマンゼルが多数のNFLチーム代表者と接触していたとのニュースが入っている。

地元紙『Boston Herald(ボストン・ヘラルド)』のジェフ・ハウィーが伝えるところによれば、どうやらマンゼルはテキサスA&M大学のプロデーに参加する前と後にニューイングランド・ペイトリオッツと接触していたとのこと。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはペイトリオッツだけでなく、NFLの多くのチームが同様にマンゼルと会話したようだとも報じた。

マンゼルが先週のサンディエゴ大学のプロデーに参加したのは驚きのニュースであり、ただのキャンプの手伝いとして参加したQBに過ぎないと鼻であしらう者たちもいた。先週であれば、マンゼルに対するその懐疑的な見方は真実であったかもしれない。だが、27日に別だった。

今回はマンゼルの登場が事前に周知された上で各チームが現れている。彼らは今ドラフトで2巡目、あるいは、3巡目までに指名されるだろうカークに加え、2014年ドラフトで全体22位に指名された元クリーブランド・ブラウンズQBの視察に訪れたのだ。マンゼルがNFLチームと契約する確率は50%以下とする見立ては怪しい雲行きとなっている。

マンゼルはブラウンズでの散々な2シーズンを経てNFLから姿を消していたかもしれない。しかし、各チームがいまだマンゼルに関心を寄せているのは間違いないと言えよう。あるベテランスカウトは、27日のマンゼルは2014年のプロデーよりも良い投球をしていたとまで語っていた。

テキサスA&M大学アギーズの元スターQBはNFLネットワークのテイラー・ビシオッティに対し、2度もプロデーに参加する機会があるとは予想していなかったと明かした。また、マンゼルは27日、記者に対してNFLに復帰するために長い道のりを歩む意志があり、その過程でCFL(カナディアン・フットボール・リーグ)にも参加するつもりだと述べている。たとえどんな困難が待ち構えようとも、マンゼルはかつて当然のように思っていた舞台への復帰だけを見据えて前に進んでいるようだ。

マンゼルは最後にビシオッティに対してこのように語った。

「またNFLのフィールドで走るチャンスを得るまで歩みを止めるつもりはない。それがいつになろうとね」

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