元レイダースPキングがブロンコスと契約
2018年04月06日(金) 09:39パンター(P)マーケット・キングがかつてのライバルチーム入りを決めた。
デンバー・ブロンコスは現地5日(木)、元オークランド・レイダースのPキングと3年契約で合意したと発表した。情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによれば、フリーエージェント(FA)となったキングがブロンコスを訪問したその日に結ばれたこの契約は700万ドル(約7億5,000万円)程度になるとのことだ。
『9News(9ニュース)』を通じ、キングはブロンコス入団決定を「これはリベンジ的要素も含まれている」と語った。
レイダースは先週、チームで4シーズンを過ごした29歳のキングに突然のリリースを告げている。先シーズンのキングはプロボウルに代理出場し、2016年度にはセカンドチームのオールプロに選出された。
キングの性格がヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンの新たな哲学とマッチしなかったようだとの報道がなされている。
『The Denver Post(ザ・デンバー・ポスト)』によると、キングは記者に対して「ブロンコスで働く人たちは自分らしくあるようにさせてくれる。それはクールなことさ。リラックスして自分らしくプレーできれば良い結果も残せる」と語ったという。
レイダースが手放した選手をそのライバルチームが獲得するという結果となった。
標高約1マイル(約1.6㎞)に位置し、“Mile High City(マイル・ハイ・シティ)”の愛称で知られるデンバーで、すでに大飛球を放つキングのキックはさらなる援護を受けるだろう。先シーズンのキングは1パント平均(47.4ヤード)でリーグ6位に、1キックの平均ネットヤード(42.7ヤード)はリーグ3位にランクインし、20ヤードライン内に決めたパント数は28回を記録した。
一方のブロンコスは過去2シーズンにかけてPライリー・ディクソンを起用していた。24歳のディクソンは先シーズン、1パント平均で45.6ヤード、平均ネットヤードは40.2ヤード、20ヤードライン内に決めたパント数は23回で2度のパントブロックを記録している。
昨季は壊滅的だったスペシャルチームの再建に取り組む決意をした今オフシーズンのブロンコスがキングの加入によってその目標を大きく前進させたのではないだろうか。
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