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レイダースら5チームがオフシーズンワークアウトを開始

2018年04月10日(火) 09:45


ジョン・グルーデン【AP Photo/Kevin Terrell】

現地9日(月)、今季から新ヘッドコーチ(HC)を擁するデトロイト・ライオンズ、インディアナポリス・コルツ、ニューヨーク・ジャイアンツ、オークランド・レイダース、そして、テネシー・タイタンズの5チームがオフシーズンワークアウトの第1フェーズを開始した。

先週からワークアウトを開始していたのはアリゾナ・カーディナルスとシカゴ・ベアーズの2チーム。残りのチームは4月16日(月)にプログラムをスタートさせることになる。

第1フェーズの2週間は体力強化、コンディション調整、身体的リハビリだけに制限されている。つまり、今後の2週間において、ライオンズ、コルツ、ジャイアンツ、レイダース、タイタンズの選手らはチーム施設内でワークアウトを開始し、その他に行えることはほぼないと言っていい。なお、オフシーズンワークアウトの第1フェーズ自体は強制参加ではない。

ライオンズはマット・パトリシア、コルツはフランク・ライク、タイタンズはマイク・ブラベル、ジャイアンツはパット・シューマー、そして、レイダースはジョン・グルーデンが新HCとして今季からチームの指揮を執る。

グルーデンHCにとっては9日からのワークアウトが大きな話題となった復帰後初の指揮となる。この第1フェーズが監視下に置かれたワークアウトに過ぎないことを考慮すると、グルーデンHCがこれに関して何か大げさなスピーチをしたり騒ぎを起こしたりすることはなさそうだ。

8日、地方紙の発行元である『Bay Area News Group(ベイ・エリア・ニュース・グループ)』に対して「4月に多くのクレイジーなスピーチをする理由はない」と語ったグルーデンHCは、続けて「われわれは選手たちを一つにまとめて互いの関係性を高め合う。そして、そこから教え始めるんだ」と述べた。

最後にチームを指揮して以降、包括的労働協約に基づいて変更された現在のオフシーズンスケジュールに対してグルーデンHCは嘆いたものの、新たな選手たちにルーティンを慣れさせる準備は整っているとも明かした。

「選手たちは今週の大半を1日3時間、ストレングス&コンディショニングコーチらと共に過ごし、ポジションコーチらとも1時間にわたってスキームの学習に取り組む。最初の1週間は体作りやスピードの向上など、なるべくベストな体型に近づけて体を慣らすことに集中する。そして、ストレングス&コンディショニングコーチらとの良好な関係性を構築するのが狙いだ」

「それから、彼らは新たなポジションコーチと一緒にオフェンスやディフェンス、そしてスペシャルチームの動きを学び始める」

過去9年間をTVキャスターとして過ごしたグルーデンHCが最後にチームの指揮を執ったのは2008年12月28日のこと。グルーデンHCはかつて、スーパーボウルのチャンピオンも経験している。

グルーデンHCは最後に「とても興奮している」と発言し、「ずいぶんと時が経った。この日のためにかなりの準備をしてきたんだ。制限はあるものの、われわれはいよいよ始動する。楽しみだね」とも話した。

【S】