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フルワークアウトで再起を誓うスティーラーズCBヘイデン

2018年04月23日(月) 10:58

ピッツバーグ・スティーラーズのジョー・ヘイデン【Ryan Kang via AP】

2017年シーズン、コーナーバック(CB)ジョー・ヘイデンの加入とそのパフォーマンスはピッツバーグ・スティーラーズにとってうれしいサプライズだった。

“鉄鋼業の街(ピッツバーグ)”から北に車で90分ほどに位置するクリーブランドでプレーを継続する予定だったヘイデンは、契約が高額だったことや故障歴があり過ぎるとの理由でブラウンズから放出され、昨シーズンの開幕前にピッツバーグに移籍している。プレーブックの中身を頭に詰め込む作業や新たな環境への順応を強いられたヘイデンだが、他の誰よりもそれをうまくやってのけた。

今、リハビリもなくオフシーズンをフル活用可能となったヘイデンはこれまで以上にハードなワークアウトに励んでいる。

「股関節の状態は良いし、膝も問題ない。健康的な状態だ」と、『ESPN』を通じて語ったヘイデンは続けて「このオフシーズンは100%のワークアウトができる。過去2回のオフシーズンでは自分の望むようなトレーニングができなかったんだ。今年は、今までにないくらいのトレーニングができている」ともコメントした。

29歳となったヘイデンは全盛期の終盤を迎えているに違いない。かつてはリーグトップ10に入るCBだったヘイデンはここ数年、度重なる故障によってプレーや能力に制限がかかっていた。2017年シーズンは最悪の状態から逃れ、11試合に出場してパスディフェンス7回、インターセプト1回を記録したものの、残した成績はブラウンズでの最後のシーズンと似たような成績だった(13試合に出場、パスディフェンス11回、インターセプト3回)。

身体の状態が良好となり、余計な不安要素が払拭(ふっしょく)されたヘイデンはスティーラーズ2年目での再起を望んでいる。

「以前はただ、プレーに参加して練習をこなすだけだった。たが、今は自分自身の課題にも取り組め、全てを一緒に行える。それができるようになってうれしいのさ、良い状態だからね。午前中にワークアウトを行えて気分が良いし、午後には自分のことに集中できるんだ」

逆サイドのCBアーティ・バーンズと共にヘイデンはスティーラーズのディフェンシブバックフィールドをけん引する。しかし、今オフシーズン中にセーフティ(S)マイク・ミッチェルとCBウィリアム・ゲイがチームを去り、チーム状況には多少の変化があった。現在のチームは元グリーンベイ・パッカーズのSモーガン・バーネットを迎え入れ、潜在能力の高い若きCBキャメロン・サットンの実力発揮にも期待している。

ヘイデンはプロボウラー時代の力を取り戻せるのだろうか。今、ヘイデンはそうなるために全力でワークアウトに精を出している。

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