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RBピーターソン加入を夢見るテキサンズRBミラー

2018年06月01日(金) 12:33


アリゾナ・カーディナルスのエイドリアン・ピーターソン【AP Photo/Ralph Freso】

6月を迎える中、いまだ新たな新天地を探しているランニングバック(RB)のエイドリアン・ピーターソンはホームタウンのヒューストン・テキサンズを“夢の”候補地に挙げているようだ。

テキサンズ自体はまだ何の関心も示していないものの、先発RBのラマー・ミラーはプロボウル7度選出のピーターソン加入をよろこんで受け入れるとの考えを示した。

ミラーは現地31日(木)放送の『NFL Up to the Minute(NFLアップ・トゥー・ミニット)』の中で「エイドリアン・ピーターソンを見て育ったんだ。彼はすばらしいランニングバックだ。彼は数年にわたってこのリーグ最高峰のランニングバックだ」と述べた。

さらにミラーは「彼がこのチームに加わったら最高だ。彼にはリーダーシップがあるし、過去数年で彼がやってきたことを見たりもできる。彼から学べることがあると思う。チームにもきっと役立つはず」と語った。

残念なシーズンを送ったテキサンズが、ミラーやアキレス腱断裂のケガから復帰を目指しているドンタ・フォアマンと共に、ランナーとしてのピーターソンを起用することはできるだろう。

先シーズンのミラーとフォアマンがどちらも100ランヤードを達成していない一方で、ピーターソンはアリゾナ・カーディナルスでの6試合を通じて130ヤード以上を2度記録している。貧弱なオフェンシブライン(OL)の下、33歳のRBは視野の広さ、忍耐力、爆発力、ジャンプカット、圧倒的スピード、そしてアームタックルを吹き飛ばすパワーを見せつけていた。

それでも、総攻撃時のバックアップRBとしてピーターソンを獲得するのに抵抗を示す球団が多いのは、フィールド上のピーターソンがあまりにもランプレーに偏っているからだ。

カーディナルスのジェネラルマネジャー(GM)スティーブ・カイムは今年2月、ピーターソンについて次のように語っていた。

「エイドリアンにまだ戦う力が残っているのは確かだ。とりわけ、ランのスキルに関して言えば間違いない。彼はまだ怒りやアグレッシブさを持ってランできる。そのポジションにおいては強いバランス力を誇るタイプだろう」

「ただし、みんなも分かっているように、今の時代としてはバックフィールドからのボールをキャッチする能力も必要だ。たくさんの事をこなせなくてはならない。器用であることが鍵となるんだ」

ピーターソンであればテキサンズのようなチームの役には立つだろう。問題は、ワークホースとしての心構えがないかぎりピーターソンと契約する価値はあまりないということだ。

これはミラーにとってあまり聞きたくないシナリオかもしれない。

【S】