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イーグルス、リードRBの役割に燃えるアジャイ

2018年06月01日(金) 12:10


フィラデルフィア・イーグルスのジェイ・アジャイ【Ben Liebenberg via AP】

2017年シーズンの10月下旬にトレードでマイアミ・ドルフィンズからフィラデルフィア・イーグルスへと移籍したランニングバック(RB)ジェイ・アジャイは、ドルフィンズ時代に担っていた特別な役割をイーグルスで任されることはなかった。

アジャイはレギャレット・ブラントとコーリー・クレメントと共に3枚看板のRBとして昨年度スーパーボウル制覇に貢献している。

クレメントは残留したものの、フリーエージェント(FA)となったブラントがデトロイト・ライオンズに移籍したことで、アジャイはマイアミ時代と同じようにフィラデルフィアの地でもさらに大きな役割を担うことを望んでいるようだ。

地元紙『The Philadelphia Inquirer(ザ・フィラデルフィア・インクワイヤラー)』のジェフ・マクレーンを通じ、「チームの中身が少し変わったのは明らかだろう」と述べたアジャイは続けてこのように語った。

「リードの役割を任されればかなり興奮するね。それこそ俺に必要とされているものだし、全身全霊でやりたい。“その役割”から離れて1年半くらいが経ったのかな。だからこそ、その役割に戻れたらすごくうれしいし、自分の本当の力をまた皆に見せる機会ができて最高だろう」

2017年のレギュラーシーズンは70キャリーで408ランヤード、1タッチダウン、1アテンプト平均5.8ヤードをマークしたアジャイ。

だが、2016年のアジャイは“ワークホース”として260キャリー(リーグ9位)で1,272ヤード、8タッチダウン(1キャリー平均4.9ヤード)を記録し、その実力を証明している。

2016年シーズンにドルフィンズがラッシャーとしてどれほどアジャイに頼っていたかは、クオーターバック(QB)ライアン・タネヒルがチーム2位となる39キャリーで、RBデイミアン・ウィリアムスが35キャリーでチーム3位、RBケニア・ドレイクが33キャリーでチーム4位という成績からも分かるだろう。

フィラデルフィアでもマイアミ時代と同様の役割を切望しているものの、2018年のレギュラーシーズンを戦うに向けてアジャイには競争が待ち構えている。

クレメントの残留に加え、ドンネル・パンフリーやウェンデル・スモールウッドなどをここ数年のドラフトで指名してきたイーグルスは、ダレン・スプロールズとも再契約を交わした。さらに、イーグルスは今オフシーズン中、ドラフト外のフリーエージェント(FA)でジョシュ・アダムスとも契約している。

アジャイにとってはイーグルスで重要な役割を担いながらできる限りの活躍をすることが最大のモチベーションとなりそうだ。アジャイは今、ベースサラリー190万ドル(約2億円)の現行契約が最終年を迎えている。

ザ・フィラデルフィア・インクワイヤラー紙に対し、アジャイは「今季がどのような意味を持つかはご存知の通りだ。自分の仕事を実行する上でそれが悪影響を及ぼすことのないようにはする。シーズン中だろうが、年の終わりだろうが、どこかの時点でその話が出てくる可能性はあるだろう」と明かした。

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